フランスで鳥インフルエンザの状況が悪化。ワクチンでの対応を検討…という報道

 

(※) ワクチンは…事態を悪化させるような…… (これまで成功したことがないと思われます)。


フランスで鳥インフルエンザの状況が悪化していると農業省は言う

Reuters 2022/12/22

Bird flu situation is worsening in France, ministry says

欧州連合(EU)で 2番目に大きな家禽生産国であるフランスで、過去数週間、鳥インフルエンザの感染拡大が加速している。

フランスでは、鳥インフルエンザの流行が昨シーズンに最悪の波に見舞われ、約 2000万羽のニワトリ、アヒル、七面鳥が殺処分され、家禽とフォアグラの生産量が大幅に減少した。

今シーズン、すでに夏に鳥インフルエンザの発生が増加していることが検出されていた。

「フランスの高病原性鳥インフルエンザに関する健康状態は 8月から悪化していたが、ここ数週間でさらに悪化している」とフランス農業省は 12月21日にウェブサイトで述べた。

12月20日までに、フランスの農場で 217件の鳥インフルエンザの発生が検出され、12月2日の 100件から増加した。野生生物での症例数も急激に増加したと同省は述べた。

フランスのマルク・フェノー農相は 12月21日にこの地域を訪れ、病気と闘うためのワクチン接種戦略を提案する予定だ。

農場での集団発生の半分以上は、家禽が密集しているペイ・ド・ラ・ロワール地方に集中している。

フランス当局は、アヒルやガチョウなどの水かきのある鳥でワクチンをテストしている。

家禽生産者たちは、ワクチン接種された動物の肉にしばしば課せられる貿易制限を恐れているため、他のEU加盟国に共通のアプローチをとるよう説得したいと考えている。

鳥インフルエンザは世界中に広がり、個体群を荒廃させており、ヨーロッパとアメリカだけで 1億羽以上の鳥が犠牲となった。

鳥インフルエンザのウイルスは食品中では無害だが、ウイルスが群れに与える可能性のある荒廃、取引制限の可能性、および人への感染のリスクがあるため、ウイルスの拡散は政府と家禽産業にとって懸念事項だ。

フランスの当局は先月、鳥インフルエンザに対して国を「厳重」な警戒態勢に置き、養鶏場に鳥を屋内で飼うことを強制した。また、病気の蔓延を防ぐために、特定の地域での予防的殺処分を含む特別な措置を課していた。