[コロナワクチン接種者は遺伝子操作された「ホモボージェネシス」になると弁護士主張]というフォーブスの報道

(参考になるかも知れない記事) これらの「ヘビ毒」はどこから生じた? 欧州の研究者たちが、新型コロナ感染者のサンプルを分析し、そこに「毒液の有毒成分と同一」の複数の成分を見出す
In Deep 2022年11月5日

(※) この記事には、

>カレンダーの一連の主張の中に1つだけ問題がある。それは、WTF(なんてこった)問題と呼ばれるものだ。カレンダーは、自分の主張を支持する具体的証拠を事実上何1つ提示することなく、ただ述べているだけだ。

とありますが、そこで言いたいのは、もっと問題は、

「そんなものをフォーブスで記事にしているあんただろ」

と。実は気にしてんだろ。ん?

アセリが見えて笑いました。


コロナワクチン接種者は遺伝子操作された「ホモボージェネシス」になると弁護士主張

forbesjapan.com 2022/11/06

もしあなたが新型コロナウイルスのmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンを接種していたら、トッド・カレンダーという弁護士から悪い知らせがある。彼は、あなたがもはや人間ではないかもしれないと指摘する。

そう、聞き間違いではない。それが10月9日にInstagram(インスタグラム)で、10月6日のTwitter(ツイッター)で何千回もシェアされたというソーシャルメディアインフルエンサーのマリア・ジーのインタビューでカレンダーが話した内容だ。

Instagramはその投稿に「偽情報:第三者ファクトチェッカーのレビュー済み」のラベルを付与したが、Twitterは行っていない。カレンダーは、新型コロナmRNAワクチンは、ヒトの遺伝子をもはや人間とはいえないところまで改造すると主張している。

では、何になったというのか?巨大なハリネズミ? 靴を履いたネコ? そうではなく、カレンダーはあなたが「homoborgenesis(ホモボージェネシス)」になったかもしれないので、もはや人間の権利を有していないと言い張っている。

えっ、何? バンド「ジェネシス」のメンバー? ずっと退屈なジェニー? ビョルン・ボルグのホーム? 違う。「ホモボージェネシス」とは何か、マリア・ジーのツイートでは「今後、世界主義者(グローバリスト)はワクチン接種者(VAXXINATED)を新しい種『ホモボージェネシス』とみなす」という。

インタビューでカレンダーは、ジーに「ホモボージェネシスは彼らがワクチンを受けた人々に名づけた新種です」と「彼ら」がなにかを説明することなく言った。

さらに

「今後、遺伝子操作された人々は、ホモ・サピエンスではなく、ホモボージェネシスと呼ばれます。それはNASAラングレー研究所の第5世代戦争に関する論文の最初、実際にはたぶん2ページ目に書かれています」

と話した。もし読者が、NASAラングレー研究所のその論文を見逃していたと雑誌CosmoやGQの最新号を買い忘れたかのように思っているなら、それはあなただけではない。

実際、そんな論文があったかどうかも定かではない。なぜならカレンダーはどうすればその論文を見つけられるのか何も述べていないからだ。

カレンダーはさらに、あなたがmRNAワクチンの特許所有者の「家畜のような存在」になっているかもしれないと主張する。

よってもし、あなたに今週末ヘーゼルナッツ・バターを体中に塗り付ける自由があるかどうか心配なら、今あなたを所有するとされている人に再確認したほうがいい。

インタビューの全篇を収めた動画はRed Voice Mediaのウェブサイトにある。

動画の説明には「弁護士トッド・カレンダーが参加して、隔離収容所が市民を監禁するために使用されるのをやめさせ、バイデンのトランスヒューマニズムを推進する大統領令をやめさせ、人間の特許化を終わらせ、世界中の医療戒厳令システムから脱出するための標的戦略の必要性について議論します」と書かれている。

典型的なWTF(なんてこった)問題

何ともまあ。隔離収容所が市民を監禁するために使用されている? 

バイデンのトランスヒューマニズムを推進する大統領令? 

人間の特許化? 

医療「戒厳令(マーシャル・ロー)」? 

医療「マーシャル・アーツ」ならわかる。 おそらく聴診器をヌンチャクがわりに振り回したり、診療所で患者を診察しながら自分のことをブルース・リーとか何とか呼ぶのだろう。

しかし、医療戒厳令なるものが世界中で敷かれるなら、それはまったく異なるものだ。どうやらホモボージェネシスは負け組のようだ。つまるところ、人間であることの長所は、Tinderのようなデートサイトに行ったり、コストコで安く買ったりできることなのだ。

カレンダーの一連の主張の中に1つだけ問題がある。それは、WTF(なんてこった)問題と呼ばれるものだ。

カレンダーは、自分の主張を支持する具体的証拠を事実上何1つ提示することなく、ただ述べているだけだ。そしてインタビュアーのジーも、うーん、それであなたの言っていることを証明するものは何かはありますかとは質問しなかった。

ああ、それから、人が容易に見つけられない研究論文のようなものを曖昧に言及することも、もちろん十分な証明ではない。

今度あなたの大切なパートナーに、NASAのラングレー研究所の第5世代戦争に関する論文の先頭ページか2ページ目が自分の主張を支持しているといって議論に勝ってみせて欲しい。

実際の論文の一節を見せることができるまでは、おそらくスタートレックに登場するUSSエンタープライズのマニュアルのマイナス34ページに書いてあることを引用するのがいいかもしれない。

世界で一番金持ちの人間(ホモボージェネシスではない)が、今や会社を実質的に経営し、自らを「Chief Twit(チーフ・ツイット)」に指名したTwitterが、この種の主張にどう対応するのか興味深い。

イーロン・マスクは最近、Twitterは多角的視点の「コンテンツ監視評議会」を設立中であり、ツイッターは「同社のコンテンツ監視ポリシーにまだ何の変更も加えていない」とツイートした。

果たして「多角的視点」には、新型コロナのワクチンを打った人は人間ではなくなると主張する人々も入っているだろうか。あるいは、科学的証拠に反するコンテンツを監視するための透明性のあるメカニズムはあるのだろうか?

これは新型コロナワクチンを貶め、ワクチンを接種しようとしている人々を脅そうとする人々による行動のごく一端に触れただけだ。

以前私がフォーブスで先に書いたように、新型コロナのmRNAワクチンが、遺伝子を変化させるという証拠はない。

ワクチンを接種した人が人間ではなくなることもない。しかし、ワクチンに関する誤情報や嘘情報を意図的に流布することこそ非人間的であり、政治的、金銭的利益のためであればなおさらだ。