韓国のテーマパーク、レゴランドの債券市場不安に対して韓国政府と中央銀行が「5兆円」を供給

 

どこも債券市場すごいですね。


韓国レゴランド発の債券市場不安、50兆ウォン超を緊急支援

朝鮮日報 2022/10/20

韓国政府と韓国銀行(中央銀行)は23日、急激な金利上昇と江原道のテーマパーク、レゴランドによる手形不渡りによる債券市場不安を解消するため、50兆ウォン(約5兆1800億円)以上の資金を供給すると発表した。

秋慶鎬経済副首相、李昌ヨン韓国銀行総裁、金周顕金融委員長、李卜鉉金融監督院長、崔相穆大統領室経済首席秘書官は同日、緊急マクロ経済金融会議を開き、「50兆ウォンプラスアルファ」規模の緊急資金支援プログラムを実行することを決めた。

まず、20兆ウォン規模の債券市場安定ファンドから余裕資金1兆6000億ウォンで24日から社債・コマーシャルペーパー(CP)を買い入れることにした。

韓国産業銀行、中小企業銀行(IBK)、信用保証基金による社債・CP買い入れプログラムも8兆ウォンから16兆ウォン規模に拡大される。韓国証券金融を通じ、財務状況が悪化した証券会社に3兆ウォンの資金も供給する。

レゴランド問題で市場の不安が高まった点を考慮し、不動産プロジェクトファイナンス市場安定に向けた対策も示した。住宅都市保証公社と住宅金融公社が短期的な資金難に陥った優良不動産PF事業を支援するため、2023年までに10兆ウォン規模の保証支援を行う。

特に秋副首相は「地方自治体が保証する資産流動化企業手形(ABCP)について、全ての地方自治体が支給保証義務を誠実に履行する予定であることを確約する」と述べた。レゴランド問題は江原道がABCPの保証履行を拒否したために発生した。

金周顕金融委員長は「市場状況がどう変化するか分からないため、あらゆる変化の可能性について、市場と対話を行い、必要なあらゆる措置を取る」とした上で、「これまでの原則や方法にこだわらず、できることを全てやる」と表明した。李卜鉉金融監督院長は、「市場を混乱させる虚偽のデマを積極的に取り締まる」と述べた。