雨水6000リットル貯めて干ばつに備えた英国の男性

 

(※) ペットボトル3000本くらいになりますかね。今、英国のかなりの地域で、「水道管を使った庭の水撒きが禁止」されています。ロンドンでは、違反の罰金は16万円だとか。


干ばつの英国で注目! 雨水6000リットル貯めて備えた男性の「46年前の経験」

日刊ゲンダイ 2022/08/27

熱波による水不足のため、英国西部などでは8月24日から水道水による「庭の水まき」「洗車」などが禁止されている。そんな中、50年近く前から自宅で雨水を集めるシステムを作り、好きなだけ畑に水をまいている男性に注目が集まっている。

イングランド北部インゴールズビーに住む元教師のピーター・ハーデンさん(82)だ。2エーカー(約810平方メートル)の畑があるバンガローに住んでいる。

雨樋から直接、水を貯めることができる貯水タンクをいくつも設置。それを連結し、電動ポンプを使って好きなだけ畑の作物に水を与えることが可能だ。現在はなんと常に6000リットルもの水をキープしているという。

ピーターさんが雨水を貯め始めたきっかけは、1976年夏に英国を襲った干ばつ。ローマで見た古代遺跡の地下貯水タンクなどに触発され、バンガローの雨樋から水を集めるタンクを少しずつ増やしていったという。

インゴールズビーもひどい水不足に見舞われており、緑が消え、乾燥しきった地面はひび割れているが、ピーターさんの農場だけは青々としていて注目を集めている。備えあれば憂いなし。経験に勝る学びはないか。

今後、さらにタンクを増やして9000リットルにするのが目標だそうだ。