宮城で「いびつな形の柿が数多く確認」されている

 

(参考報道) 広島で複数本が一体化した異常な形状のアスパラガスが収穫される (2022/08/26)


「干し柿にできない」秋の味覚「柿」に異変 いびつな形の柿が数多く確認〈宮城・丸森町〉

仙台放送 2022/08/26

秋の味覚の話題ですが、ちょっと心配なニュースです。秋に収穫される宮城県丸森町の柿に異変が起きています。実がいびつな形の柿が数多く確認されていて特産のころ柿の生産量は大幅に減る見込みです。

丸森町耕野地区の八島哲郎さんの畑にはおよそ200本の柿の木が植えられていて、例年8トンから10トンほどが収穫されます。ところが今年の柿は…。

八島哲郎さん
「実の中には形の変わった柿の実があって、1個だと思ったら2個になってしまったものも。飛び出してしまっている柿もあります

この柿は「ころ柿」と呼ばれる特産の干し柿作りに使われるもので変わった形の実では干し柿を作ることが難しいということです。

八島哲郎さん
「少ない人でも3割、多い人は8割9割ぐらい形の悪い柿がある。形が悪いと干し柿にできないというのが一番大きい」

八島さんによりますと周辺の地域でも同じような被害が出ているということです。丸森町では、去年春の「凍霜害」と呼ばれる冷え込みや霜による被害に続く2年連続の痛手。八島さんは頭を痛めています。

八島哲郎さん
「天候に左右されるというのはあるが、2年続けてこういう状況が続くのは農家にとっても大変だし、干し柿を楽しみに待っている客様にとっても心配だと思う」