映画館運営の米国AMCの株価が1日で42%下落

 


米市場でミーム株が軒並み下落、AMC42%安

newsweekjapan.jp 2022/08/23

22日の米国株式市場では値動きの荒い展開となる中、個人投資家の間で人気の高い「ミーム株」(ネットの情報拡散で取引される銘柄)が軒並み下落した。

映画館運営で世界2位の英シネワールド・グループが米国での破産申請を含め複数の選択肢を検討していると伝わり、同業AMCエンターテインメント・ホールディングスは約42%の大幅安となった。

生活雑貨販売のベッド・バス・アンド・ビヨンドとゲーム販売ゲームストップも売られ、それぞれ16.2%、5.5%下落した。

ベッド・バスは第2位株主の投資家ライアン・コーエン氏が保有株を売却したことを受けて前週末19日には40.5%急落していた。

トリプルDトレーディングのヘッドトレーダーで市場構造アナリストのデニス・ディック氏は「多くの個人投資家がコーエン氏に追随していたので、株売却を受けて売りを出しているのだろう。ベッド・バス、ゲームストップ、AMCは同じような投資家を持つ」と指摘した。