フランスの議会が「ワクチン義務化法案」を可決

 


フランス、ワクチン実質義務化決定 未接種なら飲食店入れず

時事 2022/01/17

フランスの議会は16日、新型コロナウイルスのワクチン接種を実質的に義務化する「ワクチンパス」導入に関する法案を賛成多数で可決した。

健康上の理由を除いて接種を完了していない16歳以上の人は、飲食店や公共施設などを利用できなくなる。

これまではワクチン接種か陰性の証明があれば、「衛生パス」を取得し飲食店などを利用することが可能だった。ベラン保健相はツイッターで、「フランスは市民を保護する新たな方法を手に入れた」と法案可決を歓迎した。

フランスでは、新型コロナの新規感染者が連日30万人を超える。政府はワクチン接種を実質義務化する一方、接種者に対する規制を緩和し、経済の停滞を回避したい考えだ。