タイの警察とドラッグ組織との癒着の思い出

前回、タイの銃のことを書いたのですけれど、タイ(だけでは決してないでしょうけれど)に行っている時に、いろいろと気づかされることは多かったです。

タイにサムイ島というリゾートがあります。20〜30年くらい前は、おおむね白人(なぜかドイツ人が多い)が大勢のリゾート地なのですが、そこの海沿いのバンガローみたいなホテルに泊まったことがあります。

日中とか、ビーチでボーッとしていると、いろんなものを売ってくる人たちが来るのですが、その中に麻薬系(おそらく大麻とかそっち系)を売ってくる人たちが来るのですね。

売る人「どう? 気持ちいい薬、要らない?」
私  「要りません」

とか言うわけですけれど、これがホテルの敷地内にある、ビールなんかのドリンクを売っているバースタンドみたいなところに行って、「ビールください」とか言うと、バーテンダーが、「ビールもいいですけど、もっといいのがありますよ?」とか言うわけです。

私 「それは要りません。ビールを下さい」

というと、残念そうに、ビールなどを出してくるわけですけれど、ホテルの敷地内での売買というのは、ホテルの部屋番号なんかだけでビールなどを購入できるわけです。違法なものを買った人の記録も残ります。

つまり、「違法なもの」を購入した人たちのホテルの部屋の宿泊客も把握できるわけですね。

さて、それから、最初の夜を迎えたとき、私はホテルのビーチで大盛り上がりのビーチ・パーティを目撃します。

そこには、地元の警察官がたくさん来ていて、ホテルの従業員たちと盛り上がっているのですね。

「あー、システム的にそうなってるんだ…」

と理解しました。

ホテル側は(ホテルの営業主ということではなく、従業員たちが)「何号室の客が大麻を買った」と把握しているわけです。

警察がその進言通りに部屋に入れば、おそらくドラッグがある。

場合によっては逮捕、場合によっては(いくら払えばなかったことにする)ということなんだろうなあと。

逮捕されるくらいなら、たとえば、数万、十万払うのは普通だと思います。拒否すると、逮捕。当時のタイの麻薬犯罪の罪は重かったです。

ビーチで盛り上がる警察とホテル従業員たちの宴会を見ていると、「うまいことシステムは機能しているのだなあ」と理解しました。

当時のサムイ島にいたのは、ほとんどが白人で、結構そういう過程はあったのだろうなあと。

法律を使ったビジネスですね。