タイ政府がカンボジアとの国境沿いの複数の地域に「戒厳令」を布告





タイ、カンボジア国境の8地域に戒厳令を布告

DW 2025/07/26

Thailand declares martial law in 8 Cambodia border regions

タイはカンボジアとの国境付近の8地区に戒厳令を発令した。死傷者を出した戦闘は 2日目に入り、鎮静化の兆しは見られない。

タイは金曜日 (7月25日)、カンボジアと国境を接する 8つの地区に戒厳令を宣言した 。

チャンタブリー県とトラート県の軍国境防衛司令官アピチャート・サプラサート氏は声明で、「現在、チャンタブリー県の 7つの地区とトラート県の 1つの地区に戒厳令が発令されている」と述べた。

両国は国境沿いでの致命的な衝突が 2日目を迎え、攻撃を続けた。

木曜日、長らく続いていた国境紛争は、ジェット機、大砲、戦車、地上部隊による激しい戦闘へと急速に発展した。

タイとカンボジアの関係は、ここ 10年以上で最悪の状況に陥っている。カンボジアはタイに向けてロケット弾や砲弾を発射し、タイ軍は F-16 戦闘機を派遣してカンボジアの軍事拠点への空爆を実施した。

紛争の長期化への懸念の中、国境での戦闘が続く中、数万人が避難を求めている。

タイ保健省は金曜日、5万8000人以上が村から仮設避難所に避難したと発表した。

カンボジア当局は、2万3000人以上が国境地域から避難したと発表した。

この国境紛争での暴力により、これまでにタイでは少なくとも 19人が死亡しており、そのほとんどが民間人だ。

その後、国連安全保障理事会は金曜日、同日中にこの危機に関する緊急会合を開くと発表した。