このグロテスクな検閲は、私たち自身の未来を垣間見るものなのだろうか?
modernity.news 2025/06/02
Is This Grotesque Censorship A Glimpse Into Our Own Future?
BBC が、北朝鮮から密輸されたスマートフォンについて報じた。このスマートフォンは北朝鮮国民を監視し、北朝鮮が認めていない言語の使用を阻止するよう設定されている。
北朝鮮政府は、韓国文化に(北朝鮮国民が)侵害されているのではないかという懸念から、国民統制をさらに強化する手段としてスマートフォンを製造・配布することを決定した。
BBC の記者は、このスマートフォンが北朝鮮政府に受け入れられない単語やフレーズを編集し、政府が認可した言葉に置き換える仕組みを実演している。
ある例では、記者が「ボーイフレンド」を意味する韓国語の俗語を入力すると、スマートフォンは、自動的にそれを「同志」に変更した。
2つ目の例では、記者が「韓国」と入力すると、携帯電話が自動的にそれを「傀儡国」に変更した。
このスマートフォンは 5分ごとにスクリーンショットを密かに撮影し、ユーザーがアクセスできない秘密のフォルダに画像を保存するが、北朝鮮当局は必要に応じてそのフォルダを調べることができる。
報告はまた、北朝鮮の共産党が「青年取り締まり部隊」を派遣し、街を巡回して韓国の俗語や言語スタイルを使用する人々を監視していると指摘している。
「スマートフォンは今や、北朝鮮が国民を教化するための不可欠な手段となっている」とワシントン DC に拠点を置くスティムソン・センターの上級研究員で北朝鮮の技術・情報の専門家であるマーティン・ウィリアムズ氏は BBC に語った。
ウィリアムズ氏はさらに、北朝鮮が情報戦で「優位に立とうとしている」と指摘した。