中国本土でのコロナ感染者急増の中、「学生の自宅隔離」が開始される





中国の学校、新型コロナウイルス感染者急増で生徒を隔離と報道

Epoch Times 2025/06/01

Schools in China Reportedly Isolate Students as COVID Cases Surge

中国全土の医師や住民は、COVID-19 の最新波が続く中、感染者数や死亡者数がさらに増えていると報告し続けており、中国政府が公表しているよりもはるかに深刻な状況となっている。

エポックタイムズ中国語版やソーシャルメディアに提供された情報によると、さまざまな省の学校が授業を中止し、生徒を隔離していると報じられており、ロックダウンの再来に対する国民の懸念が高まっている。

広州の小学校が発行し、中国のネットユーザーによって中国版 TikTok である Douyin で拡散された「自宅隔離通知」は、中国共産党の検閲官が削除する前に5月26日にソーシャルメディアプラットフォーム X に投稿され、幅広い注目を集めている。

「自宅隔離通知」

通知によると、3年生の生徒が COVID-19 と診断された後、7日間の隔離を命じられた。隔離期間終了後、生徒が学校に戻るには、診療所と地域保健サービス機関が発行する健康診断書が必要となった。

陝西省と江蘇省の学校も、一部の生徒に発熱が見られ、COVID-19 感染が疑われたため、授業を中止した。

中国共産党政権の公式データによると、4月の COVID-19 の感染率は倍増し、感染者数は 16万8507人(重症者 340人、死亡者 9人)に上った。中国疾病予防管理センター(中国CDC)は、中国南部の省の感染率は北部よりも高いと発表している。

しかし、全国の住民はエポックタイムズに対し、状況ははるかに悪く、公式データは依然として自分たちの実体験と一致していないと語った。

学校の休校や隔離措置により、2020年から 2022年末まで実施された政権の厳格な ゼロコロナ政策(コミュニティの封鎖、大規模な検査の義務化、移動の制限、住民の強制的な隔離センターへの送致)が再び実施される可能性があるという国民の懸念が高まっている。