クウェート、イスラエルとの正常化を呼びかけたテレビタレントを投獄

これはクウェートがどうとかイスラエルがどうだとかということではなく、どんな国でも、法律が変化していくと、どんな理由でも投獄される理由となり得るという事例だと思われます。





クウェート、イスラエルとの正常化を呼びかけたテレビタレントを投獄

MEM 2025/02/15

Kuwait jails TV personality for calling for normalisation with Israel

クウェートの刑事裁判所は 2月13日、国家安全保障事件で有名なメディアパーソナリティのファジル・アル・サイード氏に対し、複数の罪状で懲役 3年の判決を下した。

広く読まれているクウェートの新聞「アル・カバス」は、検察がアル・サイード氏を「虚偽のニュースを放送した」、「情報ネットワークを悪用した」、「捏造されたニュースを広めた」として告発したと報じた。

彼女はこれらの罪で有罪判決を受け、懲役刑を言い渡されたが、「占領国との正常化を求めた」罪については無罪となった。

アル・サイード氏に対する懲役刑は、クウェート内務省が同氏に対して提出した告訴状に含まれている。

告訴状では、同氏は「国家の利益を害した」、「同国における正常化を犯罪とする法律に違反した」、そしてイスラエルの占領下におけるクウェートとの正常化の意図に関して「虚偽のニュースを放送した」と告発されている。

クウェートの法律には、統一イスラエルボイコット法として知られる 1964年法律第21号が含まれており、これは 12条から成り、イスラエルとのあらゆる形態の取引を犯罪としている。