トランプ大統領、国連人権理事会から脱退、UNRWAへの資金援助を停止
zerohedge.com 2025/02/05
Trump Withdraws From UN Human Rights Council, End Funding To UNRWA
ドナルド・トランプ大統領は 2月4日、国連人権理事会、UNRWA (国連パレスチナ難民救済事業機関)、ユネスコから米国を脱退させ、パレスチナ難民を支援する国連機関への資金提供を停止する大統領令に署名した。
トランプ大統領は 2018年に国連人権理事会から脱退し、UNRWA への資金提供を停止したが、 2021年にバイデン政権によって撤回され、さらに 2024年には UNRWA 職員数名が 10月7日のハマスによるイスラエル攻撃に関与したとの疑惑を受けて UNRWA への資金提供を停止した。その後、職員らは解雇された。
2024年、議会は政府資金法案の一環として、UNRWA への米国の資金提供を 2025年3月まで停止し続ける措置を可決した。
米国は UNRWA にどの国よりも多くの資金を提供してきた。2023年に米国は同団体に 4億2200万ドル (約 650億円)を提供した。
UNRWA は 1950年に発足し、同機関によれば、「パレスチナ難民問題の公正な解決まで、パレスチナ難民の福祉、人間開発、保護、そして窮状の緩和のために不可欠なサービスを提供する上で、設立以来. 60年以上にわたり重要な役割を果たしてきた」という。
その使命は、パレスチナ難民が「国際的に合意された目標と基準に沿って、困難な状況下で人間開発の可能性を最大限に発揮できるよう」支援することだ。
しかし、批評家らは、UNRWAは学校を通じてユダヤ国家に対する憎悪の温床となっており、ハマスは同施設をロケット弾を含む武器の保管や人質の拘束に利用していると指摘している。UNRWAはこうした批判を否定している。