それについてのアメリカ国立衛生研究所の記事です。ここでの代替療法とは、ヨガ、瞑想、マッサージ療法、カイロプラクティック、鍼治療、自然療法、誘導イメージ療法/漸進的筋弛緩法の 7つだそうです。
国立衛生研究所の分析により、特に疼痛管理における補完医療アプローチの利用が大幅に増加していることが明らかになった
国立補完統合衛生センター 2024/02/01
概要
国立衛生研究所の国立補完統合衛生センター(NCCIH)が実施した分析によると、2002年から 2022年にかけて、米国の成人による補完医療の全体的な利用が大幅に増加していることが明らかになった。
米国医師会雑誌(JAMA)に掲載されたこの研究は、同時期に疼痛管理のための補完医療の採用が急増していることを強調している。
研究者たちは、2002年、2012年、2022年の全国健康インタビュー調査(NHIS)のデータを活用して、ヨガ、瞑想、マッサージ療法、カイロプラクティック、鍼治療、自然療法、誘導イメージ療法/漸進的筋弛緩法を含む7つの補完的健康アプローチの使用の変化を評価した。
主な調査結果は次のとおりだ。
・7つのアプローチのうち少なくとも 1つを使用していると報告した人の割合は、2002年の 19.2%から 2022年には 36.7%に増加した。
・ヨガ、瞑想、マッサージ療法の利用は、2002年から 2022年にかけて最も顕著な成長を遂げた。
・ヨガの利用は 2002年の 5%から 2022年には 15.8%に増加した。
・瞑想は2022年に最もよく使われるアプローチとなり、2002年の 7.5%から2022年には 17.3%に増加した。
・鍼治療は保険適用範囲が拡大しており、2002年の 1%から2022年には 2.2%に増加した。
・さらに、分析では、特に疼痛管理のために補完的健康アプローチを使用している米国成人の割合が著しく増加していることが示された。補完的健康アプローチのいずれかを使用している参加者のうち、疼痛管理のために使用していると報告した割合は、2002年の 42.3%から 2022 には 49.2%に増加した。