反政府勢力がシリア首都ダマスカスを制圧。アサド大統領は国外に逃亡した模様

シリアのダマスカスもガザ地区同様に北緯33度線上に位置する都市です。

(参考記事)北緯33度線から始まった50年ぶりの大戦争が放つ最終戦争の気配
In Deep 2023年10月8日





反政府勢力がシリア首都ダマスカスを制圧

aljazeera.com 2024/12/08

アサド大統領が国外逃亡したとの報道を受け、反体制勢力はシリアがアサド政権から解放されたと宣言。

反体制派戦闘員たちは首都ダマスカスに入り、人々が祝賀ムードで通りや広場に溢れ出る中、シリアのバッシャール・アサド大統領はダマスカスから国外へ逃亡したと伝えられている。目的地は不明だ。

戦闘員たちはダマスカスの中心部に入り、復讐のない「新時代」を宣言し、国外にいるシリア人に帰還を呼びかけている。

シリア海外反体制派連合を率いるハディ・アル・バフラ氏は、ダマスカスは「アサド大統領から解放された」と宣言し、シリア国民に祝意を表した。

シリアのモハメド・ガジ・アルジャラリ首相は、自宅に留まり、反政府勢力と協力する用意があり、公的機関が引き続き機能することを確保したいと述べた。

同時に、主要戦闘集団「ハヤト・タハリール・アル・シャム」の指導者アブ・モハメド・アル・ジュラニ氏は、反政府勢力に対し、いかなる公共機関やサービスも攻撃しないよう命じた。

目撃者によると、シリア国民はバッシャール・アル・アサド大統領とその父ハフェズ氏による50年以上に及ぶ統治の終焉を祝い、ダマスカスでは「自由だ!自由だ!」という歓喜の声が上がったという。

戦闘員たちは、過去 10日間ほどの電撃的な進撃で占領した他の都市と同様に、ダマスカス北部のセドナヤ刑務所に収監されていた囚人を解放した。

ロイター通信によると、兵士たちは進撃する反政府勢力を前に武器を放棄したと報じられており、12月8日早朝、軍司令部はアサド政権の終焉を確認したという。