ロシアと中国、自国民にシリアからの即時避難を勧告
zerohedge.com 2024/12/07
Russia, China Tell Their Citizens To Evacuate Syria Immediately
シリア駐留のロシア兵。AFP
シリアの最も強力な同盟国であるロシアは、アルカイダ系の組織「ハヤト・タハリール・アル・シャーム」がアレッポを占領した地域からハマ、ホムスを経てシリアの中心部へと南進し、衝撃的な攻撃を続ける中、シリアにいる自国民全員に国外退去を命じたことをと AFP が確認した。
自国民に対し「稼働中の空港を経由して民間航空便で国外へ出国するよう」警告を発した。
中国はすでに 12月5日に自国民全員に国外退去の警告を発していた。ダマスカスの中国大使館は、シリア軍がハマとホムスから撤退しているのが見られる中、自国民に「できるだけ早く」出国するよう伝えた。
北京大使館は「現在、シリア北西部の戦争は緊迫化しており、シリア国内の治安状況はさらに悪化している」と述べた。
「シリア大使館は、シリア在住の中国国民に対し、商業航空便がまだ運航していることを利用して、できるだけ早く帰国するか国外へ出国するよう提案している」と警告した。
シリアには中国国民はそれほど多くは住んでいないが、ロシアは長年にわたりシリアと深いつながりを維持している。
ダマスカスにはロシア人技術者とその家族が住んでいることで知られる大きなアパートもあり、その歴史は数十年前までさかのぼる。
しかし、ロシアのシリアにおける軍事的プレゼンスは変わらないとみられる。ロシア軍は 2015年以来、アサド政権防衛のために展開している。
ロシアの戦闘機はシリア軍のジェット機と並んで飛行し、反政府勢力の拠点を攻撃している。