国際コーヒー価格が約50年ぶりの高値を記録

1975年からのコーヒー先物価格の推移

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コーヒー価格が約50年ぶりの高値を記録

Epoch Times 2024/11/30

Coffee Hits Highest Price in Nearly 50 Years

今年に入ってから価格は70%近く上昇した。

商品市場におけるコーヒー価格は、作物の生産量に悪影響を及ぼし、サプライチェーンの問題が続いているという懸念を受けて、ほぼ 50年ぶりの高値に達した。

インターコンチネンタル取引所のコーヒー先物は、11月27日に 1ポンドあたり 3.28ドル前後で取引され、1977年に記録した 3.11ドルを超える高値を上回った。11月29日には1ポンドあたり3.23ドル強で引けた。

アラビカコーヒーの最大の供給国であるブラジルでコーヒー生産危機が起きた 1977年と同様に、同国は現在、今年の干ばつから完全に回復するのに苦労しており、来年の収穫が心配されている。

アラビカ種は世界のコーヒー生産量の約 4分の 3を占めている。残りの 25%はロブスタ種だ。

南米最大のコーヒー輸出業者の一つ、アトランティカ・コーヒーの報告書によると、「長引く降雨不足により土壌の状態は依然として水不足を示しており、作物の予測が修正されることになる」という。

「ブラジルとベトナムの気象状況は引き続き厳重に監視されている」と同社は述べた。ベトナムはロブスタ種の主要生産国だ。

ブラジルコーヒー輸出業者協議会によると、同国の輸出業者はコーヒーの出荷において物流上の課題に直面しているとアトランティカは別の報道で伝えた。