イスラエルの元首相、イスラエル国民に国外へ出国しないよう呼びかけ





ベネット元首相、経済苦境の中イスラエル国民に国を離れないよう呼びかけ

MEM 2024/06/27

Ex-PM Bennett urges Israelis not to leave as economy struggles


イスラエルのナフタリ・ベネット元首相。

イスラエルの元首相ナフタリ・ベネット氏は昨日、イスラエル国民に対し、「1948年以来最も困難な時期を迎えている」として、イスラエルを離れないよう呼びかけた。

「我々は独立戦争以来最も困難な時期にある。戦争の変化、国際的なボイコット、抑止力の損傷、捕虜となっているイスラエル人 120人、何千人もの遺族、荒廃したガリラヤ、何千人もの避難民、自分のことしか考えていない大臣たち、経済と財政赤字に対する制御の喪失」と彼は X への投稿で述べた。

その前に彼は、知り合いのソフトウェアエンジニアがヨーロッパに移住すると聞いて「とても悲しい」と述べた。

「国を離れるという話だ。そんなことがあってはならない」と彼は続け、こう付け加えた。「この窮地から抜け出してイスラエルを再建するためには、イスラエル国民の才能と献身のすべてが必要だ」

彼は人々にこう保証した。「しかし、間違いなく我々はこの窮地から抜け出す能力があり、抜け出すだろう」

2023年10月のガザ戦争開始以来、イスラエルから撤退した人数に関する公式データはないが、ヘブライ語ニュースサイト「タイムズ・オブ・イスラエル」は 6月23日、戦争開始から 6か月間で 50万人以上のイスラエル人が国を去り、戻っていないと報じた。

イスラエルがガザ地区への戦争を開始する前から、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が提案した司法改革計画により、企業は占領国から資金を移し始めていた。

この改革により同国の民主主義が終焉し、企業が保護されない状態になるのではないかと多くの人が懸念していた。