レバノンのヒズボラが史上初めてとなるイスラエル領土への空爆を開始

使用している兵器は「これまで見たことのない謎の無人機」だそうです。





ヒズボラ、イスラエル基地に対して史上初めてとなるレバノンからの空爆を開始

Cradle 2024/05/17

Hezbollah launches first-ever Lebanese airstrike on Israeli base

ヒズボラは 5月17日、これまでに見たことのない無人機を作戦に使用し、イスラエルの目標に対するレバノンからの史上初の空爆を開始した。

「ガザ地区の堅固なパレスチナ人民と彼らの勇敢で名誉ある抵抗を支援するため、イスラム抵抗軍は 2024年5月16日午後 1時38分に、メトゥラの敷地、その駐屯地、車両を砲撃で攻撃した」とヒズボラは声明で述べた。

「指定された地点に到着すると、車両の1台にミサイルを発射し、その周囲に要素が集まり、車両が死傷した。その後も指定された目標への攻撃を続け、正確に命中した」と声明は付け加えた。

ヒズボラはメトゥラへのドローン攻撃の映像を公開した。無人機の両側から 2発のミサイルが発射され、最終目標に向かって降下して爆発するのが確認できる。

この無人機攻撃でイスラエル兵 3人が負傷し、うち 1人が重傷を負った。

イスラエルによるラファへの残忍な攻撃とガザ地区全域での容赦ない攻撃と時を同じくして、ヒズボラはここ数日作戦を強化している。

過去数カ月間、作戦において攻撃用無人機の使用を増やしているが、ミサイルを搭載した無人機が上空から目標を攻撃するために使用されたのはこれが初めてであり、この戦争が始まって以来だけでなく、これはレバノンの歴史の中で初めてのことだ。

ヘブライ語ニュース局のチャンネル13は 5月16日、ヒズボラの攻撃がより大胆かつ巧妙になり、イスラエル側の死傷者が増加していると指摘した。

前日のイスラエルによるレバノン東部空爆に対抗し、ヒズボラは 5月16日、イスラエルに本拠を置く国際軍事技術企業エルビット・システムズへの無人機攻撃も発表した。

また、キルヤット・シュモナ入植地の北にあるテルハイにあるデビッド・コーエン工場も標的にされた。

5月15日のヒズボラの多くの作戦の 1つは、ティベリアス西のイラニア基地にあるイスラエルのスカイデューエアロスタットを標的とした。イスラエル軍は「機密性の高い」施設が攻撃されたことを確認した。