世界銀行がウクライナの破産を警告

 


世界銀行がウクライナ破産警告を発行

RT 2024/04/01

World Bank issues Ukraine bankruptcy warning

同国の財政は「壊滅的な」状態にあると同団体関係者がタス通信に語った。

世界銀行当局者は 3月20日、西側諸国が債務の帳消しか再編に同意しない限り、ウクライナは早ければ来年にも破産する可能性があるとタス通信に語った。

ウクライナは西側からの金融援助に依存しているが、海外からの支援はここ数カ月で減少しており、米国による 600億ドル(約 9兆円)の援助計画は依然として議会で停滞している。

同当局者は匿名を条件に、ウクライナが先週世界銀行プログラムに基づいて受け取った最新の 15億ドルの資金トランシュについてコメントした。関係者によると、世界銀行のロシアを代表する部門は、組織の憲章を引用して融資に反対票を投じた。

資金配分に関する文書草案は、景気低迷と対外援助の削減によるウクライナ財政の 「壊滅的な」状態を「公然と」指摘していると当局者は同メディアに語った。

「 2025年に西側の債権者が民間企業や銀行の債務を含むウクライナの債務の帳消しを拒否すれば、同国は破産に直面する可能性がある」と同氏は警告した。

昨年、元ウクライナ首相ニコライ・アザロフ氏は、ウクライナの経済危機はずっと前に始まっており、国の破産はすでに記録されていたと主張した。アザロフ氏によれば、ウクライナの破産は、ほぼ完全に西側諸国の援助に依存しているため、予算を賄うことができないという形で表れているという。