フィンランドの学校で12歳の少年が銃の乱射。児童1人が死亡

 

(参考記事)「フィンランドは本当に幸せな場所なのだろうか」という記事から幸福を考える
In Deep 2024年3月25日


フィンランド学校銃撃:児童1人が死亡、2人が負傷。12歳の容疑者が拘束される

reuters.com 2024/04/03

Finland school shooting: 12-year-old suspect held after one child is killed, two are wounded

フィンランドの首都郊外の学校で 4月2日に銃撃があり、児童 1人が死亡、2人が重傷を負い、警察は、銃撃の疑いで同級生の 12歳の少年を拘留したと発表した。

警察によると、少年の逮捕はヴァンター地区のヴィエルトラ学校から 4キロ南にあるヘルシンキ郊外のシルタマキで行われたという。

アンナ=マヤ・ヘンリクソン教育大臣は、若者の間での銃による暴力が稀な国での襲撃の数時間後、記者団に話した際に涙を流した。

「この 12歳の子供は二度と学校から家に戻ることはないだろう」と彼女は語った。

警察の発表によると、容疑者と被害者 3人は全員 6年生だった。

マルコ・サルカ刑事局長は「病院に運ばれた被害者 2人の負傷は非常に深刻だ」と述べた。

内務省によると、 4月3日にはフィンランドで全国追悼の日が設けられ、政府庁舎には半旗が掲げられる予定だという。

警察によると、容疑者は少年だったと述べたこと以外、容疑者や被害者の身元については詳細を明らかにしなかった。

ペテリ・オルポ首相は銃撃事件は非常に衝撃的だったと述べた。同氏は親に対し、子供たちを慰め、さらなるこうした攻撃に対する不安を和らげるよう促した。

警察によると、容疑者は事前の取り調べで暴行を認めており、今後は殺人と殺人未遂の疑いで捜査が行われるという。

警察によると、子供を拘留することはできないため、容疑者は社会サービスの保護下に置かれることになる。

警察は動機は明らかではないとしている。

拳銃の所持許可証は容疑者の親族のものだったという。

ソーシャルメディア上で拡散したロイター未確認の動画には、歩道にうつぶせで横たわる銃撃犯容疑者の側に警察官 2人がひざまずいている様子が映っていた。

ビエルトラ校には 1年生から 9年生までの生徒約 800人、教職員 90人がいる。