アメリカのクルーズ船内で「コレラ」が集団発生。モーリシャス沖で隔離状態に

 

クルーズ船でコレラ…。ちなみに、船の名前は「ノルウェージャン・ドーン号」といいますが、アメリカの会社の船のようです。


ノルウェージャン・ドーン号がモーリシャス沖でのコレラの流行により検疫下に

bnnbreaking.com 2024/02/25

Norwegian Dawn’s Voyage Hits Turbulent Waters: Cholera Outbreak Quarantines Cruise off Mauritius Coast

クルーズ船「ノルウェージャン・ドーン号」が、コレラの発生によりモーリシャス近郊で隔離され、南アフリカへの航行が遅れている。

ノルウェージャン・ドーン号は、ケープタウンからポートルイスまでの 12日間の航海を行っており、2月13日に出航した。

乗客たちはおそらく、リラクゼーションと美しい景色に満ちた旅を期待していたと思われるが、その後、彼らは自分たちが公衆衛生上の危機の中心にいることに気づいた。コレラが発生したのだ。

コレラの正確な症例数は明らかにされていないが、状況は十分に深刻であり、延期と広範な健康対策が必要だ。アメリカ疾病管理予防センターが概説しているように、水系細菌感染症であるコレラは、大量の下痢、嘔吐、脱水症状などの重篤な症状を引き起こす可能性がある。

米国ではこの病気はまれだが、クルーズ船にこの病気が存在するということは、感染症の世界的な性質と、細心の注意を払った健康安全対策の重要性を浮き彫りにしている。

 

モーリシャスの反応

モーリシャス当局の対応は迅速で、隔離について健康リスクを理由に挙げた。この措置は、乗客 15名が隔離され検査を受け、その中には軽度の胃関連の症状を示した乗客もいることを受けて行われたものだ。

乗客 2,184人、乗組員 1,026人の定員を誇るこの船は、現在、乗客を下船させることも、新たな乗客を歓迎することもできないという不安定な立場にある。

ノルウェージャン・ドーン号が航行継続の許可を待っている間、世界の注目がモーリシャスに集まり、この状況がどのように展開するかを見守っている。