デンマークで、あらゆる呼吸器感染症が急激に増加中

 

以下は、デンマーク国家血清研究所のデータで、コロナ、インフルエンザ、RSウイルスの週ごとの増加率です。

検出された各ウイルスの増減

ssi.dk

他に、百日咳やマイコプラズマなども増加中とのこと。以下は、概要です。


インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、その他の呼吸器疾患のモニタリング

Statens Serum Institut 2023/11/15

Overvågning af Influenza, covid-19, RS-virus og andre luftvejssygdomme

気道感染症のまとめ 11月6日 – 12日

・新型コロナウイルス感染症の感染は増加し続けている。

・百日咳の症例数は急増し続けている。

・マイコプラズマの症例数は依然として増加し続けている。

・RSウイルスの感染者数は増え続けている。

・インフルエンザの症例数は第44週から第45週にかけて2倍に増加した。

・65 歳以上の人のワクチン接種率は、新型コロナウイルス感染症では 65.2% 、インフルエンザでは 66.8%。

 

インフルエンザA型とB型

インフルエンザA型の症例数は第 44週から第 45週にかけてほぼ 2倍となり、インフルエンザの季節が早いことを示唆している。しかし、発生率は依然として低い。

 

新型コロナウイルス感染症

過去 1週間で検出された Covid-19 症例数がさらに増加しした。過去 7週間にわたって持続的な増加が見られる。ここ 1週間で、Covid-19 に感染した新規入院者数が若干増加した。

 

RSウイルス

RS ウイルスの感染者数は増加を続けており、主に 2歳未満の小児で第 44週から第 45週にかけて顕著に増加している。