28歳の男性が米フォーブスの株式の82%を取得

 


オースティン・ラッセル氏がフォーブス誌の過半数の株式を取得

Bloomberg 2023/05/13

Austin Russell Acquires Majority Stake in Forbes Magazine


オースティン・ラッセル氏。

28歳の自動車技術王オースティン・ラッセル氏は、著名ビジネス誌フォーブスの親会社フォーブス・グローバル・メディア・ホールディングスの株式の 82%を取得した。

両当事者は 5月12日の声明で、この取引により同社の評価額は 8億ドル (約 1000億円)近くになると述べた。売り手である香港に本拠を置く Integrated Whale Media Investments は 少数の株を保有する。

今後、フォーブス家は関与しないが、スティーブ・フォーブス氏は引き続き関与する予定だ。

ラッセル氏は、自動車業界に匿名運転技術を提供するルミナー・テクノロジーズ社の最高経営責任者だ。同社の時価総額は 21億ドル (約 2850億円)だが、昨年の売上高は 4070万ドル (約 55億円)で、利益が出ていない。

声明によると、ラッセル氏はフォーブスブランドの先見者として働く予定で、日常業務には関与しないという。

フォーブスは、米国のメディア、テクノロジー、人工知能の専門家で構成される新しい取締役会を任命する予定だ。

この雑誌は、スコットランド移民でハースト新聞チェーンのビジネスコラムニストであった BC フォーブス氏によって1917年に創刊された。

フォーブスはビジネスニュースの提供においてブルームバーグと競合している。