古代ヨーロッパ人は海藻をよく食べていた、あるいは「海藻を主食としていた」ことが歯の分析から判明





西洋の食生活からほとんど姿を消していた栄養豊富な食品が、初期のヨーロッパ人にとっては主食だったことが研究で判明した

CNN 2023/10/17

A nutrient-rich food that once largely disappeared from Western diets was a staple of early Europeans, study finds


研究に使用された遺物の一部は、スコットランドのオークニー諸島サウス・ロナルセー島にある5000年前の墓、イスビスター・チェンバード・ケアンで発見された。

現代の西洋人の食生活ではほとんど見られなくなった海藻や水生植物が、かつては古代ヨーロッパ人にとって主食であったことが、化石化した歯垢に保存された分子の分析でわかった。

ネイチャー・コミュニケーションズ誌に発表された研究によると、栄養豊富な植物や藻類に対する、これまで隠されていたこの嗜好の証拠は、考古学的記録から見つけるのが難しかったという。これまで、研究者たちは海藻の証拠を発見した際、その存在を燃料、食品の包装、あるいは肥料と説明してきた。

以前の研究では 、約 8000年前から始まった養殖の導入により、古代人は海藻をほとんど食べなくなったと示唆されていた。 ヨーロッパでは 18世紀までに、海藻は飢餓時の食料、もしくは家畜の飼料としてしか利用できないものとみなされていた。

「ヨーロッパの過去の長い期間にわたって、海藻やその他の地元の淡水植物が食用とされていたことを決定的に証明することができて、とても興奮しています」と、研究著者でグラスゴー大学の先史考古学教授カレン・ハーディ氏は声明で述べた。

ハーディ氏と英国のグラスゴー大学およびヨーク大学の考古学者チームは、スコットランド最北部、スペイン南部、リトアニアを含むヨーロッパ各地の考古学遺跡 28か所で発掘された初期人類の歯 74本を調べた。

研究対象となったスペインとリトアニアの遺跡のうち最も古いものは 8,000年以上前のもので、最も新しいものは約 2,000年前のものだ。

研究者たちは、33個体の 37個の検体から、歯石の中に識別可能な化学マーカーを検出することに成功した。そのうち 26個の検体から、海藻または水生植物が餌として含まれていたことが明らかになった。

研究によると、海藻、淡水藻類、水生植物は「独特で、珍しく、複雑な有機化学」を持ち、脂質、アミノ酸、アルキルピロールという 3種類の有機化合物から「非常に回復力のあるバイオマーカー」の保存と検出を可能にしているという。

サンプルの分析により、古代の人々が赤、緑、茶色の海藻や、イシヅル類やスイレンと同じ属の植物など、さまざまな淡水の水生植物を食べていた、あるいは少なくとも噛んでいたことが判明した。

研究によると、海藻を食べていたのは沿岸部のコミュニティだけではない。紀元前 6059年から紀元前 5849年まで居住されていたスペイン南東部の遺跡、ラ・コロナでは、海岸から 80キロメートルも離れた場所にもかかわらず、海藻が食生活の一部を占めていた。

バックリー氏は、海藻が調理されたのか、それとも生で食べられたのかを確かめることは不可能だと付け加えた。

しかし、海藻は栄養価が高く、海岸から簡単に手に入ることから、主食であったとしても不思議ではないと彼は言う。

「スーパーフード」と呼ばれる約 145種の海藻は現在、主にアジアで食されており、多くの健康効果があることが知られている。

科学者たちは、今回の研究によって、現代の食生活に海藻や淡水植物をもっと取り入れる可能性が明らかになることを期待していると述べた。




トランプ大統領の巨大法案「一つの大きく美しい法案」が下院を通過。今後10年で赤字が500兆円以上増える見込み

財政削減も何もあったものではなく、とめどなく負債が増えていく構図の法案です。経済評論家のピーター・シフさんは以下のように投稿していました。

> この壮大で美しい法案は 1,116ページに及ぶが、将来の財政赤字を削減する内容は 1ページたりとも含まれていない。それどころか、財政赤字は拡大するばかりだ。この怪物のような法案に反対票を投じる勇気を持った下院共和党議員は、わずか2人だけだった。この法案は完全な詐欺であり、裏切りである。 Peter Schiff





トランプ氏「メガ減税」法案、下院通過…「米国財政赤字3兆ドル増える」

中央日報 2025/05/23

米国のドナルド・トランプ大統領の広範囲な減税および支出削減公約を実現するためのいわゆる「メガ法案」が下院を通過した。

22日、ロイター通信などによると、この日米国下院でメガ法案が賛成215票、反対214票で可決された。

下院多数党である共和党でも反対票2票、棄権表1票など一部離脱票が出た。棄権票を入れた共和党議員は「出席」に票を入れたが、これは積極的に賛否意思を表わしたくない時に選ぶ方法だ。

民主党所属下院議員は全員反対票を投じた。ロイターは「法案は数週間の追加討論と修正を経て共和党が掌握した上院に送られるだろう」と伝えた。

トランプ氏が直接「一つの大きく美しい法案(One Big Beautiful Bill Act)」と名付けられた同法案は分量が1000ページを越えて「メガ法案」とも呼ばれている。

2017年第1期当時に通過して今年末に満了予定だった法人税および個人税減免措置の延長、子女税額控除拡大、チップと超過勤務手当税金廃止など主要選挙公約が多数含まれている。

今回の法案の通過で、支持率下落で圧迫を受けていたトランプ氏が一息つくだろうという分析が出ている。

最近中国との関税「停戦」で物価管理に対する支持率が33%を記録、先週(31%)より2%ポイント高まったが、インフレ要因は相変らず負担だ。実際、共和党所属のマイク・ジョンソン下院議長は26日から議会がメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)で休会に入る前に法案を通過させると公言していた。

上院でも無理なく通過するなら米国独立記念日である7月4日まで大統領が署名することができる。

これに関連し、ロイターは「米国の負債がGDPの124%に達していて懸念が高まっているにも関わらず法案が通過された」とし「すでに先週国際格付け機関ムーディーズは米国の国家信用格付けを1段階下げた」と伝えた。

この日減税法案に反対票を投じた共和党所属トーマス・マシー議員(ケンタッキー州)は「我々は今夜タイタニック号のボイラーに石炭を入れて氷山に向かって全速力で進む道を選んだ」とし「この決定は災難を招くだろう」と警告した。

米議会予算局(CBO)は「法案が上院で最終的に確定する場合、連邦の財政赤字が今後10年間3兆8000億ドル(約546兆円)増加する場合がある」と懸念した。




「少年ナイフ1982年の自主制作カセットテープが初LP&CD化」という記事

カテゴリーの「二十代によく聴いていた曲」の最初の頃の「5」に、少年ナイフという日本のバンドである少年ナイフの「オウムのポリネシア」という曲を取りあげたことがありました

確かに、東京に来た頃によく聴いていた曲だったんですけれど、当時の少年ナイフで最も好きだった曲がありました。

今日、タイトルにした「少年ナイフ1982年の自主制作カセットテープが初LP&CD化」という記事を偶然読みまして、収録されていた曲の一覧が出ていまして、これは、

> わずか89本のみ製造されたというレアアイテム

ということで、オリジナルは(多分)聴いたことはないですが、少年ナイフの最も好きだった曲も、最初はそこに入っていたのだろうなあと思っていましたら、楽曲一覧になかったんですね。

「ああ、その後にレコードが出たときの曲だったんだ」

と知りましたが、それは、「 Watchin’ Girl 」(1983年)という曲で、これも確かラジオで聴きまして。以下です。

なんだか懐かしいなあと思いながら、40年前のあれこれを思い出します。

…いや、その 89本のみ製造されたというカセット、持っていたかも…と思いながら、記憶は曖昧です。

当時の記憶は、曖昧や混沌が同居していて、実相はわかりにくいです。




トランプ政権「約7億円の米国永住ビザ」の発売を開始

本当に商人ですなあ。

> 「ゴールドカード」プログラムが、現在36兆ドル (約5200兆円)を超える連邦債務の返済に役立つ可能性があるとの期待感を示した。

とありますが、1000万人くらい応募すれば、連邦債務の削減につながるのでしょうか。7億円を捨て金にできる人が、数百万人いるとも思えないですけれど。ブレインデッド過ぎて、笑いも出ない。





7.2億円の外国人向け「ゴールドカード」ビザ、1週間以内に登録開始 米政権発表

CNN 2025/05/22

米国のラトニック商務長官は21日、外国人はまもなく、米国に永住し、就労する権利を得られる新しい「ゴールドカード」ビザの登録を行えるようになると明らかにした。費用は500万ドル(約7億2000万円)。

ラトニック氏はワシントンで開催されたアクシオス主催のイベントで、1週間程度で「トランプカード・ドット・ガブ」というウェブサイトが開設されると述べた。ゴールドカードビザプログラムの詳細は今後数週間以内に発表されるが、登録は開始できるという。

ラトニック氏によれば、このカードは、米国への投資額が180万ドル、または経済的に困窮している地域への投資額が90万ドルの移民にグリーンカード(永住権)を付与する「EB-5」移民投資家ビザに置き換わるものとなる。

同氏は最近行われた中東訪問ですでにゴールドカードを「販売」していたとし、この新しいビザに強い関心が寄せられていることを示唆。「基本的に私が会う米国人以外の人はみな、経済的余裕があればこのカードを購入したいと考えている」

この新しい「ゴールドカード」ビザプログラムは、トランプ大統領が2月に初めて提案していた。

一方で移民法の専門家は、新しいビザの創設には議会の承認が必要だと警告している。

ラトニック氏は「ゴールドカード」プログラムが、現在36兆ドル(約5200兆円)を超える連邦債務の返済に役立つ可能性があるとの期待感を示した。




二十代によく聴いていた曲(57) キンクス – オール・デイ&オール・オブ・ザ・ナイト(1964年)

(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。

Kinks – All Day and All of the Night (1964)

二十代の初めの頃、アメリカ映画で『アメリカン・ウェイ』というのがあったんですよ。デニス・ホッパー主演の何とも面白い映画で、当時の私の「お好きな映画」ベスト 3に入っていた作品でした。

今ではもう、この映画の痕跡は見る影もなく、日本語の Wikipedia にないのはわかるとしても、英語版 Wikipedia でさえ、ものすごく短い説明だけ。

かつては違ったんです。

結構ちゃんと説明があったりして。

基本が「反キリストの元ベトナム戦争従事者」たちが主人公たちということだったのですが、1980年代当時のアメリカで「反キリスト教映画」なんて作ると、下手すると赤狩りみたいなものに会いかねない。

それで、アメリカ映画なんですけれど、主役のデニス・ホッパーともう一人の主要な人物以外は、全部イギリスの俳優を使って撮影したそうなんです。なので、出ている人は知らない人ばかり。

まあしかし…面白い映画でしたねえ。

私はビデオを持っていますが、今はどうなんでしょう。アマゾンを見ると DVD がありましたけれど、「英国映画」となっている(笑)。

こういう映画は多いです。以前このコーナーで音楽を取り上げた映画『リキッドスカイ』(1982年)なんて、どうやったって、DVD もビデオさえも手に入らないですしねえ。

『アメリカン・ウェイ』も見られる機会がある方には見てほしいと思いますけれど、純粋な痛快劇で、そして、ロックンロールが常に鳴り響いている映画でもあります。

ベトナム戦争中に特殊心理作戦の任務についていた軍人たちが、戦後も爆撃機から地上に降りることなく、海賊テレビ番組を放映し続けるという話なんですが、常にロックンロールがかかる。

その中で、かかったうちのひとつが、キンクスというバンドの「オール・デイ&オール・オブ・ザ・ナイト」という曲のライブ映像でした。1964年の曲です。私が 1歳の時の曲です。

当時、私はもう二十代前半でしたけれど、キンクスを知らなかったんですね。

「いい曲だなあ」と思っていて、後で探して曲を知りました。

以下の曲です。これはライブですが、映画の戦闘機の中で流れていたのがこの映像でした。

まあ、その後、キンクスをいくつか聴きましたけれど、この曲と「ユー・リアリー・ガット・ミー」という曲以外は、さほど興味が出ない感じではありました。

まあ、音楽のことはともかくとして、映画アメリカン・ウェイにしても、いくつもの映画にしても、カルト、というように言われていた作品が、世の認識から消えていくのはさびしいですねえ。

かつては面白い映画がたくさんありました。

そういう映画と出会うたびに、人生が楽しくなったものでした。







「農林中金、過去最大の赤字1.8兆円 外債運用失敗で」という報道

日本も海外も含めて国債が大変なことになってきていますので、ここからが本番っぽいです。

(参考記事) 「カナリアが日本の炭鉱の中で中性子爆弾を踏んだ」:日本が導く終末的な金融危機
In Deep 2024年6月24日





農林中金、過去最大の赤字1.8兆円 外債運用失敗で – 今期は黒字転換見込む

時事 2025/05/22

農林中央金庫は22日、2025年3月期連結純損益が1兆8078億円の赤字になったと発表した。

外国債券の運用失敗で巨額損失を計上したことが主因。赤字幅はリーマン・ショックで金融市場が混乱した09年3月期(5721億円)を上回り、過去最大となった。26年3月期連結純損益は300億~700億円程度の黒字転換を見込む。

北林太郎理事長は記者会見で「今回の反省を踏まえて稼ぐ力を再構築し、農林水産業の持続的発展に向けて全力で取り組む」と語った。

過度に外債に依存した資金運用を改め、今後は債券のほか、株式や証券化商品への投資、法人向け融資など収益源を分散化。安定的な黒字確保を図る。

農中では、金利上昇で外債など債券の含み損が拡大。収益が圧迫され、損失計上に追い込まれた。

25年3月期は、総額1兆4000億円規模の資本増強を実施して財務の健全性を維持しつつ、米欧国債などの低利回り資産を17兆3000億円(簿価ベース)売却。運用資産の入れ替えを進めた。