英国政府が「たばこ販売禁止法案」を提出





たばこ販売禁止法案を提出 英政府「最大の健康リスク」制限

NNA EUROPE 2024/11/06

英政府は5日、「たばこ・電子たばこ法案」を提出した。たばこ販売を段階的に禁止し、屋外で喫煙禁止の対象となる場所を拡大するほか、電子たばこの広告も禁止する。公共医療の重点を治療から予防に移行する方針の一環として、最大の健康リスクとされる喫煙を制限する。

同法案では、今年時点で15歳以下へのたばこ販売は今後、恒久的に禁止される。導入されれば、現在15歳以下の若年層は生涯、たばこを買うことができない「スモークフリー世代」となる。この措置はスナク前首相が提案したものだが、スターマー政権もこれを引き継ぐ方針を示していた。

喫煙禁止の対象となる屋外スペースについては、子どもの遊び場や、学校・病院の周辺などが提案されており、法案は意見公募を経て決定する。政府は当初、パブの屋外席も候補としていたが、業界の反対を受け断念した経緯がある。

電子たばこについては、広告やスポンサーシップが禁止されるほか、香り付けや商品の陳列、包装などが制限される。

政府によると、英国では喫煙に起因する死亡者が年間8万人に上る。喫煙による病気の検査や治療は国民医療制度(NHS)の大きな負担となり、年間31億ポンドの財政コストをもたらしているほか、病気休暇による生産性の低下などで180億ポンドの経済損失を招いているという。




楳図かずおさんとタマミ

楳図かずおさんが亡くなったという報道を見まして、まあ、お年的には 88歳ということで、十分に全うされたと思います。

この楳図かずおさんの報道だと、「漂流教室」とか「まことちゃん」とかがほぼ出てくるんですけど、私が最初にトラウマにハマりそうになった楳図さんの作品は、小学生のときに読んだ『のろいの館』(後に「赤んぼう少女と改題」)という 1969年に発表された作品が出てくるのですね。

ストーリーとかはこのようなサイトなどにありますが、美少女の姉が自宅に帰ってきた際に、そこには「存在が知られていない姉」であるタマミさんという人がいて…まあ、今でいえば、早老症などの範疇なんでしょうけれど、赤ちゃんの姿形のまま大人になっていっている少女で、その絵柄が非常に醜悪に描かれていましてね。

内容的にはホラー的な話なんですが、小学生の私が心を打たれたのは、その美少女の妹を攻撃しつつも「自分もあのように美しくなりたい」と、リボンをつけたり化粧とかするんですよ、タマミさんが。

ところが、化粧をすると、さらに醜悪な感じになっていく。

それを鏡で見ているタマミは「涙」を流すんです。しかし、涙を流した後、アーハハハと笑って、姉への攻撃をさらに行うことを決心するんです。

ネットで探したらありました。このシーンですね。

のろいの館より

umezz-art.jp

私は小学生でしたけれど、このシーンを見て泣きましてね。

「醜いものはどうやっても浮上することはできないのだろうか」

とか思いました。

同時に、「タマミの哀しさ」を、まあ、このシーンだけですけれど、描いていたことに感銘を受けました。

この作品は、当時、小学生くらいだった多くの子どもにショックを与えたと見られまして、音楽家の大槻ケンヂさんのバンドである筋肉少女帯というのがあるのですが、1980年代に「マタンゴ」というタイトルの曲で、タマミを連呼されていました。以下のような歌詞で、私もこのレコードかなんかを持っていました。

筋肉少女帯 – マタンゴ 歌詞

呪いの館には行っちゃいけねえ
呪いの館には行っちゃいけねえ
くどいようだが行っちゃいけねえ
呪いの館には行っちゃいけねえ

それでも行くというならば
俺を振り切り行くならば
呪いの顔に気を付けて
今すぐ君を狙ってる

タマミ タマミ タマミ タマミ

以下がその曲ですね。

この歌にも、タマミの哀しさへの想いが、やや入っていると思います。

ちなみに、タイトルの「マタンゴ」というのは、1963年(私が生まれた年)の東宝の映画で(YouTube)、これもまた子どもたちにトラウマを植えつけた映画のひとつでした。

とはいえ、子ども時代の多くのトラウマを与えてくれた数々の漫画や映画の作品群に感謝いたします。子ども時代の恐怖体験は、おそらく大事です。

ちなみに、楳図かずおさんは、私が東京の西荻窪に住んでいた頃、うちのすぐ近くの整体か何かに通ってらしたようで、たまに道ですれ違うことがありました(ずっとあの赤白の服なんですぐわかるんです)。

すれ違うときは、私は必ず「楳図さん、おはようございます」と声をかけていました。




日本の出生数が史上最低数をさらに更新した模様





出生数70万人割れの公算 今年上半期33万人、6%減

日本経済新聞 2024/11/05

今年1年間の出生数が初めて70万人を割る公算が大きくなった。

厚生労働省が5日公表した人口動態統計(概数)によると、2024年上半期(1〜6月)に生まれた赤ちゃんの数は、前年同期比6.3%減の32万9998人にとどまった。

外国人は含まない。価値観の多様化で未婚・晩婚傾向が進んだことに加え、新型コロナウイルス禍で結婚や出産を控える人が増えたことが少子化に拍車をかけたとみられる。

人口減で働き手や消費者が少なくなれば、企業や自治体はサービスを維持できなくなる恐れがあり、医療や年金などの社会保障制度にも打撃となる。

政府は「30年代に入るまでが少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」として「次元の異なる少子化対策」を推進する方針。児童手当や育児休業給付の拡充などを打ち出している。

上半期の死亡数は前年同期比1.8%増の80万274人で、出生数と差し引きした自然減は47万276人だった。婚姻数は0.8%増の24万593組。

昨年1〜6月の出生数の概数は35万2240人で、通年では72万7277人だった。

厚労省が24年8月に発表した人口動態統計の速報値(外国人を含む)によると、24年1〜6月の出生数は35万74人で、前年同期比5.7%の減少だった。




2歳までに週14時間以上スマホ等のスクリーンを見ていた赤ちゃんは、その後、自閉症と診断されるリスクが80%増加





生後2年間のスクリーンタイムは、その後の自閉症診断と関連している

Epoch Times 2024/11/04

Screen Time in First 2 Years of Life Linked to Later Autism Diagnosis

12歳までに自閉症のリスクが80%増加

子どもを対象とした大規模な調査で、2歳までに週に 14時間以上スクリーンを視聴していた子どもは、12歳までに自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断される割合が高いことが判明し、幼児期の発達パターンに関するさらなる研究の必要性が示唆された。

11月4日に JAMA 小児科学誌に発表されたこの研究結果は、5,107人の子どもの発達を追跡したオーストラリアの子どもの長期研究から得られたものだ。研究者たちは、2歳時のテレビ、ビデオ、インターネットの使用を分析し、その後の 6歳から 12歳までの ASD 診断と比較した。

2歳までに毎週14時間以上スクリーンを見る子どもは、それ以下の時間しか見ない子どもに比べて、12歳までに ASDと診断される可能性が 80%高かった。しかし研究者たちは、スクリーンを見る時間だけでなく、子どもの性別や親の教育レベルなど、いくつかの要因も特定した。

調査対象となったうちの合計 145人の子どもが、12歳になるまでに ASD と診断されたと報告された。調査では既存の性別パターンが確認され、男の子の診断率は女の子の 4倍だった。

この研究は、スクリーンタイムが長すぎることが直接的に自閉症を引き起こすことを証明したわけではないが、親や保護者にとっての潜在的な懸念を浮き彫りにしている。

「臨床医は、子どもの発達に関するより広範な評価の一環として、幼少期のスクリーンタイムについて質問することができる」と研究の著者らは書いている。




佐渡金山の世界遺産登録審査の際「過去の遊郭の歴史を隠蔽」していた

花街とか遊郭の歴史って、どの自治体も隠したがるものなんですよね。私の出身地である北海道の岩見沢市という場所も、大昔は「花街」でしたけれど、今はまったくその歴史にふれられることはありません。

12年前の In Deep の記事「町の遊郭の名残とかロシアの空のミステリーのような光を地元で見た夜のことなど」で書いたことがあります。

北海道の岩見沢という街は、「遊郭」と「賭場」と「鉄道」の北海道の発祥地だったんです。しかし、今は鉄道の発祥だけが歴史に書かれています。遊郭も賭場もどこにも出てきません。

ちなみに、私が現在住んでいる所沢市という場所も、明治から大正時代は「花街」として栄えていましたが、その歴史も公式な部分には一切出ません。良くも悪くも歴史は歴史だと思うんですけどねえ。





遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの

朝日新聞 2024/07/27


鉱山近くの寺にある遊女「リカ」の墓。5歳で遊郭のあった水金町へ売られ、24歳で亡くなったという。

インドでいま開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の会合で、新潟県の「佐渡島の金山」を世界文化遺産に登録するかどうかの審議がある。(※ その後、世界文化遺産として登録されました)

その前に会いたい人がいた。地元の佐渡市(旧相川町)が運営する相川郷土博物館の元学芸員で、2006~08年には館長をつとめた柳平(やなぎだいら)則子さん(76)だ。

自宅を訪ねると、段ボールに詰まった明治時代の古い資料を出してくれた。かつてこの街にいた遊女たちの「外出願」だ。身内の看病や自身の通院などのため出かけたいという内容が和紙に墨書きされている。

遊女と遊郭の主人らによる連名で、地元の警察署に提出された書類だという。生活に困窮したため遊女として登録したいと願い出る文書などもある。

数年前、地元の民家でふすまの下張りに使われているのが見つかり、柳平さんのもとに届けられた。「不要になった文書が警察から表具屋に払い下げられ、再利用されたんでしょう」と柳平さんは推測する。

鉱山労働者がたくさんいた相川地域には江戸時代から幕府公認の遊郭がつくられ、戦後まで営業が続いた。多いときには10軒を超える店が立ち並んだという。

働いた女性たちの多くは地元の出身だった。江戸から来た佐渡奉行は「佐渡で安いものは女と魚」と書き残した。13歳で客を取った、虐待されて死んだ。そんな記録も数多く見つかっている。

柳平さんらは、50年ほど前からこの街の遊女について調べ、郷土博物館で紹介してきた。常設展示のほか、特別展をやったこともある。この鉱山町を語る上で、避けることはできないテーマだと考えていたからだ。

鉱山と人々の生活とのかかわりの厚みと深み。それがこの街の歴史なんです」と柳平さんはいう。

ところが今年5月に郷土博物館が耐震改修工事を終えてリニューアルオープンすると、遊女にかかわる展示はなくなった

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インドネシアの離島にあるレウォトビ・ラキラキ山が噴火。10名が死亡

噴火のあったフローレス島は、コモドオオトカゲの生息地でもあります。





インドネシアのレウォトビ・ラキラキ山が噴火、少なくとも10人が死亡

express.co.uk 2024/11/05

Indonesia’s Mount Lewotobi Laki Laki volcano erupts leaving 10 dead

インドネシアの国立防災庁は、インドネシアの離島フローレス島で起きた一連の火山噴火により、少なくとも 10人が死亡したと発表した。

レウォトビ・ラキラキ山監視所の職員、フィルマン・ヨセフ氏によると、真夜中ごろのレウォトビ・ラキラキ山の噴火では、濃い茶色の灰が高さ 2,000メートルまで上空に噴き上がり、熱い灰がいくつかの村を襲い、カトリックの修道女の修道院を含む家屋が全焼したという。

同氏は、火山物質が火口から最大 6キロまで噴き出し、近くの村や町が何トンもの火山灰で覆われ、住民が避難を余儀なくされたと述べた。

国家災害管理庁の広報官アブドゥル・ムハリ氏は、救助隊は倒壊した家屋の下に埋もれた遺体の捜索を続けていると述べた。ムハリ氏によると、子供 1人を含む遺体はすべて、火口から半径 4キロ以内で発見されたという。

同氏は、ウランギタン地区の 6つの村とイル・ブラ地区の 4つの村で少なくとも 1万人が噴火の影響を受けたと述べた。地元政府が学校を仮設避難所として準備する中、親戚の家へ避難した人もいる。

同国の火山監視機関は、噴火が頻発していることから、11月6日深夜以降、火山の警戒レベルを最高レベルに引き上げ、立ち入り禁止区域をこれまでの 2倍以上の半径 7キロに拡大した。

カトリック教徒が多数を占めるこの島の修道院を管理する聖ガブリエル財団の代表アグスタ・パルマ氏は、ホーケン村の修道女1人が死亡し、もう1人が行方不明になったと述べた。

パルマ氏は「私たちの修道女たちは暗闇の中、火山灰の雨にパニックになって逃げ出した」と語った。