今回のイランの話まで知らなかったんですけれど「硫酸」ってメチャクチャ大事なもので、こちらの In Deep の記事にも書いていますけれど、
> 酸性原油/硫黄 -> 硫酸 -> SX-EW (溶媒抽出・電解採取)/HPAL (高圧硫酸浸出) -> 銅/コバルト -> 電力系統と電気自動車
というような経路のものであり、要するに、硫酸が不足すると「電化製品の供給が急速に逼迫する」ようです。また、硫酸は農業と非常に関係が深く、肥料の製造や土壌改良、微量要素の補給に欠かせない資材らしいです。AI によれば、
> 結論として、硫酸の輸入・外部供給が止まれば、日本の産業生産力は急速に低下し、日常生活にも大きな影響が出る深刻な状況になります。
というものだそうで、それが少しずつ進んでいるようです。
イラン戦争の影響で供給が滞る中、中国は硫酸の輸出を禁止へ
mining.com 2026/04/10
China to ban sulfuric acid exports as Iran war hits supply

中国は5月から硫酸の輸出を停止する意向を示しており、イラン戦争による原材料不足ですでに逼迫している金属・肥料業界に打撃を与えることになる。
関係者によると、国内の一部の硫酸製造業者は最近、この変更に関する通知を受け取っており、ある大手購入業者は中国の供給業者からその旨を伝えられたという。関係者は機密情報であるため、匿名を希望した。この禁止措置は、中国における銅と亜鉛の製錬の副産物である硫酸を対象とする。
イラン紛争勃発以来、硫酸価格は上昇を続けている。ホルムズ海峡の事実上の閉鎖により、石油・ガス精製の副産物である硫黄の中東からの輸送が遮断されているためだ。
中東地域は世界の硫黄生産量の3分の1を占めており、硫黄は硫酸の原料として用いられる。硫酸は、銅の抽出やリン酸肥料の製造に不可欠な原料である。
中国が作物の植え付け最盛期に硫酸の供給を節約する動きを見せたことで、市場にはさらなる圧力がかかるだろう。