インドネシアの離島にあるレウォトビ・ラキラキ山が噴火。10名が死亡

噴火のあったフローレス島は、コモドオオトカゲの生息地でもあります。





インドネシアのレウォトビ・ラキラキ山が噴火、少なくとも10人が死亡

express.co.uk 2024/11/05

Indonesia’s Mount Lewotobi Laki Laki volcano erupts leaving 10 dead

インドネシアの国立防災庁は、インドネシアの離島フローレス島で起きた一連の火山噴火により、少なくとも 10人が死亡したと発表した。

レウォトビ・ラキラキ山監視所の職員、フィルマン・ヨセフ氏によると、真夜中ごろのレウォトビ・ラキラキ山の噴火では、濃い茶色の灰が高さ 2,000メートルまで上空に噴き上がり、熱い灰がいくつかの村を襲い、カトリックの修道女の修道院を含む家屋が全焼したという。

同氏は、火山物質が火口から最大 6キロまで噴き出し、近くの村や町が何トンもの火山灰で覆われ、住民が避難を余儀なくされたと述べた。

国家災害管理庁の広報官アブドゥル・ムハリ氏は、救助隊は倒壊した家屋の下に埋もれた遺体の捜索を続けていると述べた。ムハリ氏によると、子供 1人を含む遺体はすべて、火口から半径 4キロ以内で発見されたという。

同氏は、ウランギタン地区の 6つの村とイル・ブラ地区の 4つの村で少なくとも 1万人が噴火の影響を受けたと述べた。地元政府が学校を仮設避難所として準備する中、親戚の家へ避難した人もいる。

同国の火山監視機関は、噴火が頻発していることから、11月6日深夜以降、火山の警戒レベルを最高レベルに引き上げ、立ち入り禁止区域をこれまでの 2倍以上の半径 7キロに拡大した。

カトリック教徒が多数を占めるこの島の修道院を管理する聖ガブリエル財団の代表アグスタ・パルマ氏は、ホーケン村の修道女1人が死亡し、もう1人が行方不明になったと述べた。

パルマ氏は「私たちの修道女たちは暗闇の中、火山灰の雨にパニックになって逃げ出した」と語った。