沖縄本島で、3日連続「病床使用率が 100%超え」

 


“3日連続 病床使用率100%超え”の沖縄本島… いま私たちにできることとは? 

TBS NEWS DIG 2022/08/16

本島圏域内の新型コロナ専用の病床使用率が100%を超え命に関わる危険な状態の患者でも入院先を見つけるのが困難な状況となっています。

県医師会 涌波淳子医師
「今、心筋梗塞を起こしたり、交通事故等にあって大けがをしても入院先がすぐには決まらないというのが今の状況」

病床がひっ迫し、医療崩壊が強く懸念されるなか、救急搬送されてくる患者の受け入れ調整が難しくなる事例が相次いでいます。

県医師会・涌波淳子医師
「先日は脳出血の60代の方の入院先がなく、7つの病院に問い合わせてようやく8個目で入院できましたし、この週末はある病院では成人の救急病床がいっぱいとなり、そのために小児の重症病床に移して、心肺停止状態のような患者を受け入れたと聞いている」

こうしたなか医療崩壊を防ぐために今、私たちができることは何なのか。県医師会で理事を務める涌波(わくなみ)医師に聞きました。

①備えをしましょう。医療用の抗原検査キット、解熱剤に加え、自宅療養で必要となる食料品、日用品などを備えておきましょう。

②お盆をともに過ごした家族に体調の変化があれば抗原検査やPCR検査を受けるよう勧めましょう。

③単なる発熱や風邪症状での救急受診は控えてください。医療が必要な人が受けられない事例に繋がるかもしれません。これを控えて必要な人が必要な医療を受けられるよう、緊急でない場合には日中に発熱外来を受診しましょう。

全国でも最悪な状況が続く県内の医療をどう守るのか、私たち1人1人の意識ある行動にかかっています。