中国が、台湾周辺の6つのゾーンでの実弾射撃訓練を発表 (過去最大に台湾に近い場所で)

 

(※) 以下の赤い海域で中国人民解放軍が実弾訓練を行うと発表したのですが、この距離感は、もう戦争そのもの。


taiwannews.com.tw


中国、台湾周辺の6つのゾーンでの実弾射撃訓練を発表

Taiwan News 2022/08/03

China announces live-fire drills in 6 zones surrounding Taiwan

中国は8月4日から7日まで、台湾周辺で飛行禁止区域/航行禁止区域を施行する

中国は、ナンシー・ペロシ下院議長の台湾到着後、台湾周辺の 6つのゾーンで実弾射撃訓練を含む軍事演習を行うと発表した。

8月2日午後 10時44分、ペロシ氏と議会代表団は、米空軍のボーイング C-40C に乗って台北松山空港に到着した。

その後、午後 10時59分、中国の国営メディアである環球時報は、人民解放軍 (PLA) が 8 月4日〜7日まで、台湾周辺の 6つの地域で「実弾演習を含む重要な軍事演習と訓練活動」を行うとの発表をおこなった。

人民解放軍は、台湾の北西、北、北東、東、南西、南東の地域を含む、台湾沖の広大な海域をマークした。国の北、北東、および南西のゾーンは、領海に特に近いようだ。

中国軍は、「安全上の理由から」指定された期間中、無許可の船舶や航空機がこれらの地域に立ち入ることを禁じている。

今回指定された地域は、1995年から 1996年にかけての第三次台湾海峡危機時の実弾射撃区域と比較すると、台湾により近いように見える。

これに対し、台湾国防部(MND)は、演習を「重要な港湾と都市部を脅かし、一方的に地域と安定を損なう」試みとして遺憾の意を表した。同省は、この動きは中国の国際的なイメージを汚すだろうと述べ、訓練に対する非難を表明した。

台湾国防部は、中国共産党の「軍事的脅迫」行為は、台湾人の心に恐怖を植え付けることを目的としていると強調した。同省は、台湾海峡の陸と海のダイナミクスを完全に認識し続けるために共同の情報、監視、偵察を行っていると述べ、国家安全保障を確保するための「決意、能力、自信」があると強調した。