台湾の2021年の死亡者数が前年比1万人増

 

[参考記事] 全国民の90%がワクチンを接種している台湾で「1年前との比較で出生率が23%減少」という通常ではあり得ない衝撃的な報告… (In Deep 2022/06/28)


2021年の死亡数18万4172人 前年比増も新型コロナとの関連性低い/台湾

フォーカス台湾 2022/06/30

衛生福利部(保健省)は30日、国民の死因に関する2021年の統計を発表した。死亡数は18万4172人で前年より1万1105人多くなったが、新型コロナウイルスの流行との関連性は低いとする見方を示した。

同部統計処の劉訓蓉副処長は、死亡数の増加について、高齢化と同年1月に気温の低い日が多かったことが原因だと説明した。ただ、コロナ禍で社会活動が大幅に減少し、交通事故による死者は3032人となり、前年比85人減となったと明かした。

死因別ではがんが5万1656人で最も多く、心臓疾患が2万1852人、肺炎が1万3549人と続いた。これに加え、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、不慮の事故、慢性下気道疾患、腎炎・ネフローゼ症候群・腎病変、慢性肝炎・肝硬変を含めた十大死因による死亡数は14万1123人で、全体の76.6%を占めた。がんが死因のトップとなるのは1982年以降40年連続。

65歳以上の死亡数は全体の93%を占めた。この世代の人口は最近5年間で毎年約16万〜17万人増えており、死者も増加したとみられる。