亜種BA.2は、オミクロンBA.1感染直後でも「再感染する」ことを突きとめたデンマークの研究

 


オミクロンBA.1感染とそれに続くBA.2再感染の発生と重要性

medrxiv.org 2022/02/19

概要

新たに発見されたオミクロン SARS-CoV-2 変異株が世界中に急速に広がっている。オミクロンは重要な領域に多数の変異を持っており、伝達率の増加と免疫回避に関連している。

バリアントは最近、特にオミクロン BA.1 と BA.2 の間で、実質的なゲノムの違いがある 4つのサブバリアントに分割された。オミクロンのサブバリアント BA.1 および BA.2 の急増に伴い、以前の症例からの多数の再感染が観察されており、BA.2 が BA.1 感染の直後に獲得した自然免疫を特異的に逃れることができるかどうかという疑問が生じている。

これを調査するために、2021年11月22日から 2022年2月11日までの期間に 180万件を超える感染症例からサンプルのサブセットを選択した。

合計 187の再感染症例から、BA.1 感染直後の BA.2 再感染の 47例を特定した。主に、入院や死亡に至らない軽度の疾患を持つワクチン未接種の若い個人だった。結論として、オミクロン BA.2 の再感染は、BA.1 感染の直後に発生するが、まれであるという証拠を提供する。