「ガザ地区の栄養失調予防サプリメントが完全に枯渇した」と国連が報告





「ガザ地区では栄養失調予防サプリメントの在庫がもうない」国連

MEM 2025/05/07

‘No more malnutrition prevention supplements left in stock in Gaza: UN

アナドル通信によると、国連は水曜日 (5月7日)、栄養失調予防サプリメントが完全に枯渇し、イスラエルが援助へのアクセスを制限し続けていることを理由に、ガザ地区での人道的大惨事が悪化していると警告した。

「現地の状況は日に日に悪化している」と、国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道官ステファニー・トランブレイ氏は述べた。

トレンブレイ氏は、国連の「栄養失調予防に取り組んでいる同僚らは、ガザ地区には栄養失調予防サプリメントの在庫がもう残っていないと報告している」と指摘した。

「栄養失調治療薬の在庫はまだ残っているが、貨物の入国のために検問所が再開されない限り、これもすぐに枯渇してしまうだろう」と彼女は付け加えた。

トレンブレイ氏は、避難民が避難している学校に対するイスラエルの攻撃について報告し、衛星画像の分析によりガザ地区の学校の建物の 95%以上が被害を受けていることが示されていると指摘した。

「国連パートナーによる新たな報告書によると、先月調査した世帯の 90%が水不足に直面しており、調理と手洗いといった基本的なニーズの間で難しい選択を迫られている」とトレンブレイ氏は述べた。

彼女は、イスラエルがアクセスを許可すれば国連は直ちに援助物資を届ける用意があると強調し、「ガザ郊外の倉庫から 24万トン以上の物資を発送する準備ができている」と指摘した。

「本日、イスラエルは国連の要請の 4分の3、つまり 8件のうち 6件を拒否した」とトレンブレイ氏は付け加え、拒否の半数は軍事地域からの重要物資の回収に関するものだったと指摘した。