(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。
—
Disorder – Provocated War(1983)
東京に出てきて、わりとすぐの頃、まあ、レコードは少し買っていたんですが、「最初に購入した、いわゆるハードコアパンクのアルバム」が、この英国のディスオーダーというバンドの Mental Disorder EP というものでした。もちろん誰だか知らないでのジャケ買いでした。
EP なんですけど、それぞれ曲が短いですので、6曲入っていました。
1983年頃に購入したそのEP
パンクとかハードコアパンクとか区別することに意味があるのかどうかはわからないですが、英語版の Wikipedia を見ますと、「ストリートパンクバンド」という肩書きとなっていますね。
当時は、バンド名の冒頭に「 Dis 」がついたパンクバンドは全部ハードコアという括りだったような記憶があります。
ともかく、一度聞くと、結構好きになっちゃいましてね。その後も、思い出すたびに聴いたレコードでした。
このレコードで一番好きだったのは Provocated War という曲だったんですが、しかし「意味がわからない」。まずは、 Provocated なんて単語を知らない。まして、そこに War とかつくと、さらにわからない。
しかし、時代というのはよくできたもので、最近検索してみましたら、「 AI 」が回答してくれていました。
> 「Provocated War」は「戦争を仕掛ける」という意味です。 (Google AI による概要)
とのこと。
それにしても、このディスオーダーというバンドは、ライブの映像がほとんどなくて、おそらく、以下のひとつだけなのではないかと思えるくらいです(10年以上前からあります)。これは好きな曲とは違いますが、1980年代初頭の英国のストリートパンクシーンの雰囲気は何となくわかります。Life という曲です。
日本のハードコアパンクのシーンはこんな感じではなかったですが(何しろ人気のあるバンドは客がいっぱいで混雑している上に、ステージに殺到するため)、逆に、こういう自由な感じも見てみたかったですね。
このライブの映像を見ていると、騒いでいる人たちもいますけれど、後ろでまったく動かずに突っ立って見ている人たちがいますよね。私がそれでした。どんなライブでも、最後方で、じっとしていました。
実際、日本の話ですが、ハードコア系のライブは、わりと平和なもので、観客同士の意味のない暴力とかは見たことがないです(意味のある暴力はありましたけれど)。
みんな、ひたすらに生きる術を探しているような若者たちで(たまに、生きる術を放棄しているような人たちもいましたが)。
ちなみに、先ほどの Mental Disorder EP というレコードで最も好きだった Provocated War は、以下の曲です。
これを聴いたのは、まだ東京の生活が本格的に始まっていない頃で、こんなのを聴きながら、「これから、どうなっちゃうんだろうな」と思いながら、こういう曲で眠りについていました。
まあ、今も同じで、「これから、どうなっちゃうんだろうな」のままですが。
そう思いながら、いつかは亡くなっていくのだろうなと。