南米ボリビアで大洪水が発生。50人以上が死亡し、政府は国家非常事態を宣言

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ボリビア、洪水で50人以上死亡、非常事態宣言

Reuters 2025/03/27

Bolivia declares emergency after floods kill over 50


arise.tv

ボリビアのルイス・アルセ大統領は 3月26日、豪雨と深刻な洪水により全国で 50人以上が死亡し、10万人以上が避難を余儀なくされたことを受け、国家非常事態を宣言した。

ボリビアの 9つの県すべてが豪雨の影響を受けており、1つは災害状態に、他の3つは非常事態に指定されている。

「こうした自然災害により、国家非常事態を宣言せざるを得なくなった」とアルセ大統領は記者会見で述べ、37万世帯以上が雨の影響を受けていると付け加えた。人口 1200万人のボリビアでは、通常 11月から 3月が雨期となる。

ボリビアのセナムヒ気象局のルシア・ワルパー氏は、通常 2月に発令される河川氾濫に関するオレンジと赤の警報が今年は 3月に複数回発令され、4月まで延長されたと述べた。

非常事態宣言により、政府は物資を購入し、資源の配備を促進できるようになる。被害の大きい地域への支援物資の配布を支援するため、数千人の兵士が全国に派遣されている。

議会はまた、洪水を含む自然災害の影響に対処するために、ラテンアメリカ・カリブ海諸国開発銀行(CAF)からの 7,500万ドル (約 110億円)の融資を承認する予定だ。