イエメンのフーシ派、「船舶に対しての攻撃と海上封鎖を再開する」と声明





紅海船舶への攻撃再開へのカウントダウンが始まった:フーシ派

zerohedge.com 2025/03/12

Countdown Has Begun To Resumption Of Attacks On Red Sea Shipping: Houthis

イエメンのフーシ派は 3月11日、紅海の船舶や海域を巡回する軍艦に対する攻撃再開へのカウントダウンが始まったと発表した。

2023年10月7日のハマスによる攻撃とそれに続くガザ戦争の開始以来、事実上イスラエルと戦争状態にあるイランが支援するシーア派グループは、イスラエルに対しガザ地区への人道支援の制限を解除する新たな期限を定めた。

「イスラエルとアメリカの飢餓とガザのテロリストによる包囲に対抗することを任務とするイエメン海軍の作戦準備状況を確認する」とフーシ派報道官モハメド・アリ・アル・フーシ氏はXにアラビア語の声明を掲載した。

「いかなるエスカレーションもイスラエルとアメリカの敵の責任となる」と声明は付け加えた。フーシ派は、ハマスとイスラエルの停戦と人質交換協定が発効した時点で、紅海の船舶(商船と軍艦の両方)に対する長期にわたる攻撃を一時停止していた。

フーシ派のメディア局副局長ナスルディン・アメル氏の発言:

「仲介者の努力によってシオニストの敵に圧力をかけ、合意を順守させ、ガザ封鎖を解除することができなければ、シオニストの航行に対して海を封鎖すると発表するまであと数時間しかない」

イスラエルが先週からガザ地区への人道支援物資と燃料の輸送を阻止し、さらに最近では残りの電力供給も遮断したことから、フーシ派は支援を再開しなければ攻撃が再開されると警告した。

同グループのリーダーは先週金曜日、船舶への攻撃を再開するまでの 4日間の期限を宣言した。その 4日間の期限は火曜日(3月11日)の終わりまでに終了する予定であり、これは紅海が再びイエメンからのドローンとミサイル攻撃の激しい現場となる可能性があることを意味する。

2023年以降、紅海とアデン湾では商業船舶に対するミサイルやドローンによる攻撃が 100回以上発生している。