実は、この中国の報道そのものはどうでもいいのですが、私、かつてこのフェイ・ウォン(王菲)さんが好きで。
もう30年近く前ですかね、フェイ・ウォンさんの『浮躁』というアルバムを、吉祥寺のレコード屋で偶然見つけて、何だかジャケットに惹かれて買ったんですよ。もちろん彼女のことは知らなかったです。
『浮躁』(1996年)のジャケット
アマゾンを見ますと、全体的に廃盤のようで、CD の在庫はないようですけれど、YouTube では全部聴けるようです。
そのアルバムの一曲目が以下の「無常」という曲です。作詞、作曲、共にフェイ・ウォンさんです。
この頃、ちょっと中国語を勉強しましたかね。
自由奔放という言葉そのもの歌い方で、彼女は当時の私のディーバでした。
ともかく、そのフェイ・ウォンさんの体調不良の報道です。
フェイ・ウォンは春節祝賀会の最中に異常な状態に陥り、顔面蒼白になった
ntdtv.com 2025/01/30
王菲“春晚”状态反常 脸色惨白 被两人搀扶
香港の有名歌手フェイ・ウォンが 7年ぶりに中国共産党中央テレビの「春節聯歓晩会」に再び出演した。
一部のネットユーザーは、ステージから降りてきたフェイ・ウォンの様子がおかしいと写真を撮った。顔は青ざめ、毛布にくるまれていた。彼女は 2人の助けを借りてステージを降りた。
(春節の)大晦日、フェイ・ウォンは春節祝賀会で新曲「What the World Gave Me」を歌った。 55歳の彼女は白いロングドレスを着ていたが、少し疲れた様子だった。
一部のネットユーザーは、フェイ・ウォンがステージを降りた後の動画を投稿した。ステージ内外の気温差が大きいためか、フェイ・ウォンは厚い毛布にくるまっていた。
動画では、フェイ・ウォンがカメラの前に現れた時はまだ笑顔だったが、その後笑顔が消えた。
顔の筋肉は緊張し、やつれて青ざめた表情で、2人の助けを借りて舞台裏を去った。彼女はステージで歌っている間、凍えるほど寒かったかもしれないと推測された。
フェイ・ウォンは 2度結婚しており、2人の娘がいる。近年、彼女は目立たないようにしており、公の場での公演にはほとんど参加していない。
今年の春節期間中、中国共産党当局はより多くの観客を集めることを期待して、フェイ・ウォンを「春節聯歓晩会」の目玉にした。しかし、多くのネットユーザーは感極まってこう言った。
「ああ!時間は容赦ない!」
「私の第一印象は、フェイ・ウォンは年老いているということでした。実際、もう若くありません」
(追記)どうでもいいですが、先ほどの「無常」という曲の最初を訳してみました。インターネット翻訳のない当時は、辞書を引きながら翻訳していたものです。
王菲 – 無常(1996年)
夜風は涼しく、木々は揺れ、月は揺れている
雪の子どもが飛んでいると私は考える
水は流れ、花は香り、そして夜は私の心の中に
喜びの中に悲しみがあり、暗闇の中に光がある
野原と丘、そして、美しさの下に広がる荒廃