「岩見沢に押し寄せる中国人観光客」という報道

いろいろと思うところはありますが。





岩見沢に押し寄せる中国人観光客 謎解くカギは「小紅書」 北海道の観光地図が塗り変わる?

北海道新聞 2025/01/29


JR岩見沢駅前で雪遊びに夢中になる子どもを見守るシンさん夫婦。

中華圏から多くの観光客が見込める旧正月「春節」が29日から始まり、北海道の観光地がかき入れ時を迎えています。

札幌や後志管内のニセコ地区などに加え、今年はなぜか岩見沢市で中国人観光客が急増しています。海外でも有名な観光スポットがあるわけではなく、宿泊施設もけっして多くはありません。どうしてインバウンド(訪日客)が押し寄せるのでしょう。現地で謎に迫りました。

■「大満足の雪」

1月27日、快晴のJR岩見沢駅前。大人の腰の高さほどに積もった雪の上で、子どものはしゃぐ声が聞こえてきました。中国・上海市から妻と3歳の長女、両親と訪れたシン・ホーさん(36)は「雪を見たかった。ここでは子どもが楽しそうに遊んでいます」と目を細めます。春節前後に9日間かけて札幌と東京を周遊する予定だといい、札幌から岩見沢に足を延ばしたそうです。

■記録的な少雪も、岩見沢には積雪

岩見沢は道内有数の豪雪地帯の一つ。市内では2012年2月に観測史上最高となる積雪208センチを記録しました。

この冬は全道的に少雪、暖冬の傾向が続いていますが、札幌管区気象台によると、岩見沢市の1月28日午前9時時点の最深積雪は平年比8%増の92センチ。これに対し、札幌市中央区は同65%減の22センチにとどまり、4月上旬並みの少なさです。

外国人観光客は、豊富な雪を求めて岩見沢に足を運んでいるというわけです。

札幌からJRの普通列車で約40分という近さも日帰り観光にぴったり。岩見沢駅のホームは札幌行きの列車を待つ観光客でにぎわっていました。

ただ、ある疑問が浮かびます。北海道の統計によると、23年度の岩見沢市の外国人延べ宿泊者数は1394人で道内35市中20位。トップの札幌市の274万8千人には遠く及ばず、17位の北見市の1万1千人と比べても8分の1ほどにとどまります。海外での知名度が高くはない岩見沢市を外国人がどうやって知ることができたのでしょうか。

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