イエメンへの英米合同空爆により民間人16名が死亡とフーシ派が発表





フーシ派反政府勢力は、イエメンでの米英合同空爆で少なくとも16人が死亡、42人が負傷したと発表した

AP 2024/05/31

Houthi rebels say at least 16 killed and 42 others wounded in joint US-British airstrikes in Yemen

イエメンのフーシ派反政府勢力を標的とした英米合同空爆で少なくとも 16人が死亡、 42人が負傷したとフーシ派が 5月31日に発表した。

これは反政府勢力による船舶攻撃をめぐる複数回のイエメンへの空爆で公に認められた死者数としては過去最多となる。

当時進行中だった攻撃について匿名を条件に語った米国当局者 3人は、5月30日の攻撃は広範囲にわたる地下施設、ミサイル発射台、指揮統制施設、フーシ派の船舶、その他の施設を襲ったと述べた。

米国当局者たちは、イスラエルとハマスとの戦争をめぐり、イランが支援する民兵組織による紅海とアデン湾の船舶への攻撃が最近急増していることへの報復だとした。

しかし、フーシ派は 31日朝、紅海の港湾都市にあるホデイダラジオ局と民間住宅が入っている建物を攻撃したとする攻撃に焦点を当てた。

フーシ派の衛星ニュースチャンネル「アル・マシラ」は、血まみれの男性が階段を下りる様子や、病院で手当を受けている人々の映像を放映した。同チャンネルは、攻撃による死者全員と負傷者のほぼ全員がそこから来たと伝えた。

フーシ派はホデイダで殺害された人や負傷した人は全員民間人だと述べたが、AP通信はすぐには確認できなかった。

2014年以来イエメンの首都サヌアを占拠している反政府勢力には、制服を着ていない戦闘員も含まれることが多い。

同放送局によると、他の攻撃はサヌア郊外の空港付近とタイズの通信施設を襲った。これらの場所に関するその他の情報はほとんど発表されていないが、これはフーシ派の軍事施設が攻撃されたことを示唆していると思われる。

フーシ派幹部のモハメド・アル・ブハイティ氏は、米国と英国両国に対し、さらなる報復を警告した。

「我々はエスカレーションに対しては、エスカレーションで対抗する」と彼は X に書いた。