「薔薇十字の教え」の図の意味

 

以前、1785年に出版された『薔薇十字の秘密の教え』という書について書いたことがあります。「夜空の月と、地上の月」という In Deep の記事の後半にあります。

X に、その関連の図が投稿されていまして、投稿者が、その意味を書いていました。それが正しいのかどうかわからないですが、メモしておきたいと思います。掲載されていた図は、以下のもので、1785年の『薔薇十字の秘密の教え』にあるものとは異なりますが、構成はおおむね同じです。

投稿者の説明

錬金術の象徴で表現された、悟りを得るための薔薇十字団の描写です。この描写から理解する必要があるのは、魂 (内なる火) を粗大なもの (地球/身体/物質) から分離し、神聖な女性 (月) と神聖な男性 (太陽) のエネルギーの完全な均衡を達成し、内なる生命の樹を登っていくプロセスです。

絡み合って登る二匹の蛇は、DNA の潜在能力のすべてを表現しています。十字架は第三の目にある内なる光を表し、鳥のシンボル、または「聖霊」のシンボルを持つピラミッドと、同じく鳥である古代エジプトの Akh は、 Ba と Ka の融合が成功し、悟りを開いたことを表しています。

上部には、精神 Ba を表す雄の子羊または雄羊、雄牛または生命力 Ka を表す雄と雌が見え、神のエネルギーの完全な均衡を象徴しています。(※) このあたり、意味が不明です。Ba と Ka がわかりません。合わせると Baka = バカになっちゃいますが。

非常に意味が通っていますが、初めて読む人には、まったく意味不明に思えるでしょう。

しかし、この古い象徴はキリスト教にも存在することを忘れないでください。イエスは子羊/雄羊であり、雄牛と鳥はテトラモルフ(四つの姿がひとつになった生き物)の一部として神の玉座に存在し、魂はあなたの体の中にあるなどです。

これは、古代の「技術」について真剣に考えさせるはずです。それは、私たちが現在持っているものとはまったく異なりますが、はるかに強力でした。今日の技術は単なる気晴らしであり、あなたを物質的な幻想の中に閉じ込め、究極の現実から遠ざける目的で、本物の自然の精神的技術を模倣しようとする試みです。