鹿児島で「1本の百合に108輪の花」が咲く

 

ユリにも煩悩? 1本から108輪の花 鹿児島・伊佐市

南日本新聞 2021/08/21

伊佐市菱刈南浦の市道沿いのユリが、1本の茎から108輪の花を付けた。近くの宇都文子さん(66)は「珍しい咲き方。世の中の煩悩が集まったのかも」と目を丸くしている。

ユリは高さ約120センチ。茎は幅10センチ、厚さ1センチの板状になっており、「帯化」と呼ばれる現象とみられる。

宇都さんによると、8月上旬からつぼみを付け始め、18日から次々に開花した。あまりの花の多さに、うちわを使って区切りながら数えた。

隣に住む孫で本城小学校4年の誠人君は「こんなにたくさん咲くとは思わなかった。来年も咲けばいいな」と喜んだ。