日本の金(ゴールド)の現物価格が初の9000円台に

 


金現物、初の9000円台=米銀行破綻で買い広がる

時事通信 2023/03/13

国内の金現物の小売価格が13日、初めて1グラム当たり9000円台に乗せた。

金はインフレや有事に強く、景気後退局面でも価格が下がりにくい安全資産とされ、米国の銀行の経営破綻を受け、保有する動きが広がった。

貴金属販売大手の田中貴金属工業によると、同日の店頭小売価格は、前週末比122円高の9000円となった。

米国では、10日と12日に中堅銀行が相次いで経営破綻した。金融市場の不安定化に対する警戒感が広がる中、投資家の金買いを誘った。

ロシアのウクライナ侵攻や世界経済の先行き不安を背景に、昨年以降、金価格は値上がり傾向にあった。