ビル&メリンダ・ゲイツ財団のゲイツ氏とメリンダ氏は、プライベートでは、2021年に、27年間の結婚生活にピリオドを打っていますが、両氏とも、ゲイツ財団の共同会長ではあり続けました。
そんな中、メリンダ・ゲイツ氏は 5月14日に X へ書面の画像を投稿し、「共同会長の職を辞任します」と述べました。理由は、「新たな慈善活動を行うため」とのことですが、慈善活動の幅を拡げるだけなら、ゲイツ財団に在籍したままで、できるはずのため、辞任の理由はよくわかりません。
以下が、その書面の内容です。
メリンダ・ゲイツ氏の書面全文
慎重に考え、熟考した結果、私はビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同会長の職を辞任することにしました。 私の財団での最後の勤務日は 6月7日になります。
これは軽い気持ちで下した決断ではありません。 私はビルと私が一緒に築いた財団と、世界中の不平等に対処するために行っている並外れた取り組みを非常に誇りに思っています。 私は財団チーム、世界中のパートナー、そして財団の活動に感動するすべての人々のことを心から気にかけています。
私は、この財団が非常に有能な CEO マーク・スズマン、エグゼクティブ・リーダーシップ・チーム、そして経験豊富な評議員会を擁し、すべての重要な活動を確実に継続できるようにするため、財団が強固な状態にあることを確信して、この一歩を踏み出しています。 私が慈善活動の次の章に進むのにふさわしい時期が来ました。
これは、米国および世界中の女性と少女にとって重大な時期であり、平等を守り、推進するために戦っている人々は緊急の支援を必要としています。ビルとの合意条件に基づき、私は財団を脱退する際に、女性と家族のために活動するためにさらに 125億ドル(約 2兆円)を受け取ることになります。 それが何をもたらすかについては、また改めて、近い将来にお知らせします。
Melinda French Gates