史上最大の仮想通貨の暴落後、ウクライナの著名な仮想通貨ディーラーが頭部に銃弾を受けて死亡

自殺の可能性があるとのことで、この人は昨日の暴落で全資産(45億円以上)を失ったそうです。この日、世界で少なくとも 160万人以上の仮想通貨トレーダーの口座が破綻した報じられています。

(参考記事)暗号通貨市場で「史上最大の清算イベント」が発生。24時間で2.9兆円が消失
BDW 2025年10月11日





ウクライナのエリート層向け暗号資産ディーラーがキエフで死亡しているのが発見される

RT 2025/10/12

Crypto dealer to Ukrainian elites found dead in Kiev – media

コンスタンチン・ガニッチ氏の遺体が車内で発見されたことを受けて、警察は自殺を疑っていると報じられている。


コンスタンチン・ガニッチ氏

ウクライナの著名な仮想通貨トレーダー兼ブロガーであるコンスタンチン・ガニッチ氏が、頭部に銃弾を受けて死亡しているのが発見された。ウクライナ当局は自殺の疑いがあるとして捜査していると報じられている。

地元メディアは、彼の顧客にはウクライナ政府関係者や「影響力のある人々」が含まれていたと報じている。

金曜日 (10月10日)、ドナルド・トランプ米大統領が中国からの輸入品に新たな 100%の関税を課すと発表したことを受けて、世界中の仮想通貨市場は 2025年で最大規模の暴落を経験した。

土曜日早朝、キエフ警察は車内で遺体を発見した。遺体にはガニッチ氏名義の銃器が積まれていたと、複数のウクライナメディアが報じた。当局は、遺体が「仮想通貨関連の活動を行っていた起業家兼ブロガー」であったと明らかにしたものの、身元を公表することはなかった。

当局は、彼が自殺したのではないかと疑っており、「死の直前に経済的な困難による憂鬱な気分について親族に話し、別れのメッセージを送った」とユニアン紙は伝えている。

土曜日の遅くに、ガニッチ氏のテレグラムチャンネルに投稿があり、32歳のガニッチ氏が「悲劇的に亡くなった」ことが確認された。

ユニアン紙は匿名の情報筋を引用し、ガニッチ氏は最近の仮想通貨市場の暴落により、運用していた投資資産最大 3,000万ドル (約 45億円)と自身の個人資産を失ったと報じた。

また、同メディアは、ガニッチ氏の顧客には名前が公表されていないウクライナ政府関係者や「影響力のある人物」が含まれていたと報じ、ガニッチ氏はウクライナ情報総局に関与していたとも報じた。

しかし、ユニアン紙は他の匿名の情報筋を引用し、自殺の可能性を疑問視していると述べた。ガニッチ氏は最近、法執行官から脅迫を受けたと主張する者もいた。

トランプ大統領は金曜日、既存の関税に加え、2025年11月1日から中国製品に 100%の関税を課すと発表した。彼は、軍事用途にも二重に使用可能な特定の戦略鉱物に対する中国政府の「極めて積極的な」新たな輸出規制に言及した。

一部のアナリストによると、このトランプ氏の発表がは仮想通貨市場の暴落を引き起こし、推定 193億3000万ドル (約 2兆9000億円)のポジションが消失したという。