ロサンゼルス市議会、10億ドルの赤字の中で財政緊急事態を宣言する決議を承認
NBC NEWS 2025/06/24
LA City Council OKs resolution declaring fiscal emergency amid $1B deficit
ロサンゼルス市議会は火曜日 (6月24日)、歳入の減少と負債の増加に対応して財政非常事態を宣言する決議を承認した。
市議会議員は 14対0の投票で決議案を承認した。この決議はカレン・バス市長の承認が必要となる。
この宣言により、市は 2025~ 26年度に約 10億ドル (約 1440億円)の財政赤字に対処するための措置を進めることが認められる。これには、市職員約 614人の解雇や、公共マッチングキャンペーン信託基金への約 420万ドルの配分削減などが含まれる。
経済的な困難が続く中、ロサンゼルス市議会とバス市長は、7月1日から始まる次年度の予算として約 140億ドル (約 2兆円)を承認した。
支出計画では、一部分野の支出が削減され、10億ドルの赤字に対処するためのコスト削減策も盛り込まれたが、2024~ 25年度の予算 129億ドルを上回っている。
予算案では 600名強の人員削減が盛り込まれている。
選出議員らは、これらの職員をロサンゼルス港湾局、ロサンゼルス国際空港局、水道電力局に異動させることで、人員削減数をさらに削減する案を議論した。
この数字のうち、ロサンゼルス市警察の民間職員約 248人が職を失うと予想されており、そのほか人事部の職員 57人、清掃職員 44人、消防署職員 41人、情報技術職員 34人、一般サービス職員 33人、運輸職員 29人などが職を失うと予想されている。