これもまた mRNAワクチンです。それにしても、ノロのワクチンも作っていたのか…。防ぐ必要なんてないものなのに(本当に予防できるのかどうかは別の問題として)。
モデルナ社のノロウイルスワクチンの臨床試験が、神経学的副作用のため米FDAが一時停止
reuters.com 2025/02/15
Moderna norovirus vaccine trial on hold by US FDA over neurological side effect
アメリカ食品医薬品局(FDA)は 2月14日、まれな神経系の副作用が報告されたことを受けて、実験段階のノロウイルスワクチンの治験を一時停止したと発表した。
モデルナ社によると、mRNA-1403 と呼ばれるこのワクチンの治験は、ギランバレー症候群の症例に関する 1件の有害事象報告を受けて臨床的に一時停止されており、現在調査中だという。
モデルナ社の幹部は電話会議で、ギランバレー症候群の症例はワクチン接種後比較的すぐに報告されたものの、両者の因果関係を判断するのは困難だと述べた。
同社は、ノロウイルスワクチンの治験の登録は北半球では完了しており、南半球での登録に遅れは予想していないと述べた。
モデルナ社は、パンデミック後の COVID-19 ワクチンの需要減退と、昨年株価を 60%近く下落させた RSウイルスワクチンの予想を下回る普及を補うため、新しい mRNA ワクチンの収益に期待を寄せてきた。
モデルナの株価は、他のワクチンメーカーとともに今年さらに下落した。これは、ドナルド・トランプ大統領がロバート・F・ケネディ氏を厚生長官に指名した法案が議会で可決されたためだ。
ワクチンを公然と批判してきたケネディ氏は、2月13日に同長官に任命された。
モデルナ社の第4四半期の総売上高は 66%近く減少して 9億6600万ドル (約 1460億円)となったが、アナリスト予想の 9億4284万ドルを上回った。売上高の大部分は新型コロナウイルスワクチンによるもので、RSウイルスワクチンの 1500万ドルに対し、9億2300万ドルを売り上げた。
臨床試験の延期にもかかわらず、モデルナの株価は午後の取引で 4%以上上昇し、33.31ドルとなった。しかし、これは、52週間の最高値である約 170ドルやパンデミック発生後の最高値である 484ドルを大きく下回る。