世界の債務が「1京6000兆円」に迫る

債務対GDP比が主要国で最も高いのは日本で、251%に達しています。どうにかなるという人も多いようですが、本当にどうにかなるんでしょうか。





2024年に世界の債務が102兆ドルに達すると予測

visualcapitalist.com 2024/12/17

Visualizing $102 Trillion of Global Debt in 2024

2024年には世界の公的債務は 102兆ドル(約 1京5800兆円)に達すると予測されており、米国と中国が債務水準の上昇に大きく貢献している。

これは 2023年以降だけで 5兆ドル(約 770兆円)の増加となる。

今後、各国政府の政策が人口の高齢化と医療費の増加に伴う債務リスクに対処できないため、債務水準は以前の予想よりも速いペースで増加すると予測されている。さらに、地政学的緊張の高まりにより防衛費が増加し、政府予算にさらなる負担がかかる可能性がある。

ランキング: 国別政府債務

世界最大の経済大国である米国の債務は膨れ上がり続けており、世界の政府債務総額の 34.6%を占めている。

全体として、国債の純利払いは 2024年度に 8,920億ドルに急増した。2034年までにこれらのコストは 1.7兆ドルに達すると予測されており、今後 10年間の純利払い総額は 12.9兆ドルに上る。負債の山が積み重なり、金利が上昇していることが、純利払いコストを押し上げる主な要因だ。

以下に、2024年の世界186か国の政府総債務を示す。(ここでは上位10カ国を示します)