大阪府が政府備蓄米の放出を要望。大阪府の8割の店でコメが品切れだとか





コメ不足で大阪府が備蓄米放出を農水省に要望 「眠らせておく必要ない」 府内8割の店で品切れ

YTV 2024/08/26

大阪府は26日、米の流通状況を改善するために農林水産省に対し、政府の備蓄米を小売店などに早期に流通させるよう要望したと発表しました。

現在、大阪府内の小売店などでは、コメの入手が難しい状況が続いていて、先週、大阪府が緊急で実施した抽出調査では「大阪府内の約8割の小売店などで、品切れが発生している」という結果が出ました。

大阪府によりますと、昨夏の猛暑で収穫量が減少したほか、外国人観光客数が増えコメの需要が高まったことなどが要因としてあげられるということです。

こうした事態を受けて大阪府は、農林水産省に対し、政府の備蓄米を小売店などに流通させ、状況を改善するよう要望しました。

大阪府の吉村洋文知事は、「需給がひっ迫しているのであれば倉庫に眠らせておく必要はない」と要望の背景を語ったうえで、府民に対し「9月には新米も出回るので、落ち着いた消費行動をして頂きたい」と呼びかけました。