2024年8月12日 現地時間午後11時56分
USGS
この付近では、昨年 2月に巨大地震がありまして、トルコとシリアで最終的に 5万人以上が亡くなっています。こちらの記事にあります。
シリアを震源とする地震が、すでに不安なイスラエル北部とレバノンを揺るがす
Times of Israel 2024/08/13
Earthquake centered in Syria shakes already-jittery northern Israel and Lebanon
震度4.8~5.5の地震でイスラエル国内では負傷者や被害は出なかったが、シリア中部のハマ市では25人が軽傷から中程度の負傷を負った。
8月12日遅くにシリア中部で地震が発生し、イスラエル北部、レバノン、ヨルダンでも揺れを感じた。
シリア国立地震センターは、現地時間午後11時56分にハマ市の東28キロでマグニチュード 5.5の地震が発生したと発表した。米国地質調査所は地震のマグニチュードを 5.0、震源の深さは 10キロとしている。
ドイツ地球科学研究センター(GFZ)はマグニチュードを4.8としている。ヨルダン国営通信社は最初の地震から 1時間も経たないうちにマグニチュード 3.9の余震があったと報じた。
シリアのハマ市の保健局長マヘル・ユニス氏は 13日早朝、地震後の群衆の暴走により少なくとも 25人が軽傷から中程度の負傷を負ったと発表した。
シリアの多くの人々は、2023年に起きたマグニチュード 7.8の地震で 5万人以上が死亡したときのことをすぐに思い出した。死傷者の多くはトルコで発生したが、シリア北部でも数千人が亡くなった。この地震は両国に広範囲にわたる破壊をもたらした。
ダマスカスとベイルートでは、12日に建物が倒壊するほどの強い地震が起こることを恐れ、住民らが路上に繰り出した。
ガザ戦争と並行して地域紛争が展開する中、レバノンとシリア両国は過去 10カ月間イスラエルの空爆に見舞われており、住民の何人かは当初、地震は空爆だと思ったと話している。
イスラエル北部の住民は地震を感じたと報告したが、被害や負傷者の報告はない。