ロシアのボツリヌス菌の入院者数が360人超に

(前記事)ロシアで30年ぶりのボツリヌス菌の集団中毒が発生。140人以上が入院
BDW 2024年6月19日





ロシアでボツリヌス菌汚染事件が発生、わずか1週間で369人が入院、1人が死亡

sott.net 2024/06/29

Significant botulism contamination incident in Russia results in 369 people hospitalised, 1 dead, in just 1 week

当局によると、ロシアでボツリヌス中毒が広範囲に発生し、汚染された調理済みサラダを食べた 1人が死亡、数百人が入院した。

この重大な流行で 300人以上が入院した。比較として、欧州疾病予防管理センターによると、米国では年間約 110件のボツリヌス中毒症例が記録されており、欧州連合(EU)での 2021年の症例は、82件だった。

今週、ロシアのアレクセイ・クズネツォフ保健相の補佐官は、ボツリヌス中毒の症状で369人が入院したと報告した。このうち、人工呼吸器を装着している 38人を含む 218人が入院したままで、151人が退院した。ニジニ・ノヴゴロドでは、コストロマ出身の 21歳男性が汚染されたサラダを食べた後に死亡した。

ボツリヌス中毒は、ボツリヌス菌が産生する毒素によって引き起こされるまれだが重篤な病気だ。この毒素は麻痺、呼吸困難、死につながる可能性がある。

一般的な感染源には、不適切な缶詰、保存食、発酵食品などがある。ボツリヌス中毒の症状には、激しい腹痛、嘔吐、下痢、かすみ目、口渇、嚥下困難または発話困難、神経系の問題などがある。

保健当局は当初、この発生を2つのブランドの調理済みサラダに関連付けた。ロシアの公衆衛生機関であるロスポトレブナドゾルは、調査が完了するまでこれらのサラダの販売を停止した。

安全でない製品の製造と流通の疑いで刑事捜査が開始された。